完全企業向けのオカタイ話ですが・・・。コンテンツマネージメントシステムってのがありまして。今日、初めてデモを見せてもらいました。なにかというと、大量にホームページを持っているサイトで、更新や運用に悲鳴を上げたときに役立つソフトっす。特に複数の人が更新・運用するときに楽になりそう。
企業じゃないけど、例えば「弥絵ちゃんち」本家。ただのhtmlページで200ページ以上になっているんだけど、これ、後ろに敷いている壁紙をたった1枚変更するのも200ページ分=200回も変更作業をしないといけないので、うんざりです。200ページもあるとリンク切れを起こしてたり、いつなにを書いたかすっかり忘れてたりして、該当のページを探すのも一苦労。とはいえ素人ページですからね、ご愛嬌。無視してます。でも、仕事じゃそういうわけにもいきません(^_^;)
このコンテンツマネージメントシステム(略してCMS)は、基本テンプレートを作りましてみんなで共有。複数の人がそれぞれの担当の原稿をテンプレートに書き、ボタンを押すだけでホームページが完成します。原稿を書く人にHTMLの知識はいりません(ここまではblogみたいなもんだ)。もちろん、自動的にRSSにもケータイにも対応します。
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【今まで】
企画会議→原稿制作→デザイナーに出す→デザイン案をチェック→システム担当がテストサーバに上げる→チェック→本番カットオーバー
【CMS】
企画会議→原稿制作&WEB化→チェック→本番カットオーバー
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複数の人が同じサイトをいじり出すと、デザインルールが崩れたり、入れるフォルダーがばらばらになってごちゃごちゃになる・・・ひどいときには他人が作ったページを上書きして消しちゃうなんてことがあるんですが(上書きして他部署のサイトを消したのは私~o(_ _)oテロしてごめん)、これなら大丈夫。HTMLのデザインをいちいち依頼しなくてよいところも、お金もかからず手間もラクチン。で、ページが出来上がったらメールやプリントアウトした紙で上長&担当者に確認してもらっていたところを、全部、このシステムの中で完結することができます(企業向けの話ですみませんo(_ _)o)。
blogとの最大の違いは、カテゴリーを自由に設定でき、階層化も、カテゴリーの順番の入れ替えも変更も、デザインの変更さえもボタン一発でできるというところ。ここがこのソフトの最大のおいしさでもあり、難関でもあります。そう、カテゴリーの設定と並びはホームページの命っす。なにがどういう順番で存在しているのか・・・本でも雑誌でもページネーション(目次)が一番肝心なのですが、これはまさしく「編集」能力です。が、今のWEBサイトの制作方法だと、たいてい、WEBに詳しいシステム担当の人がやります。このカテゴリーをだれが牛耳るかが一番大事だなーと痛感。
余談ですが、さすが日立、老舗は違うって思った事例。日立のオフィシャルサイトでもこれを使ってるそーですが、テンプレートに「音声読み上げ・文字拡大」を設定してまして、担当者が原稿を書いてボタンを押すと、通常のホームページとともに、音声読み上げ用と、文字拡大&白黒反転用のページができちゃうらしい。シニアや目が見えない方にきちっと対応している初の大型サイトといえると思います。