今週、爆笑した話に「ギコ猫」があります
(話題になってるから知ってる人も多いかも)。
「ギコ猫」ってのは、2ちゃんねるという
掲示板で使われている
∧∧
〜′ ̄ ̄(,,゚Д゚)
UU ̄ ̄U U
こーんなニャンコ。
口元の Д がかわゆいね。
この「ギコ猫」は
「 (^o^) (;^_^A (-_- ) 」などの
顔文字(フェイスマーク)と
同様に著作権がない。
だれそれが使い始めて流行ったっていう伝説はあるけど、
使い始めた人も「使うな!」とは言わなかった。
で、2ちゃんねるを中心に、
よく使われてかわいがられているのであります。
このギコ猫に目をつけたのが、タカラ。
所有者がいないから、商標登録の申請したのだ。
申請したとたんに、2ちゃんねるを中心に、
タカラに抗議の嵐。
ついに、タカラ側がお詫びとともに、
申請を取り下げたのでありました。
当然だ。
インターネットはアメリカの軍と大学が
一緒になって生み出したものだけど、
冷戦が終わって、軍が「もーいいや」って
手を引いた後は、
大学や研究所が中心になって使っていたのね。
そのときのモットーが「人類への知の無償配布」。
個人の成果を公に公開して、
たくさんの人に知ってもらう&
使ってもらえるようにして、
人類に貢献しようってのが心意気。
そこで生まれたモノの権利を、
個人や企業の利益のために独占するってのは、
へんちくりんな間違いなんです。
インターネットという観点でなくても、
一般的に普及した表現に対して、
知的所有権
(著作権や工業所有権=商標も含まれる)
を申請するってのはありえない話で、
そんなことがまかり通ってしまったら、
表現の自由が侵害されちゃう。
使える言葉や表現が、どんどん減っていって、
文化が衰退していってしまうのでした。
・・・ということを、ほげほげ考えられた
この騒動は、
とっても面白かったです。
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