青土社、みすず書房、白揚社、
国書刊行会の本が高いのは、
しょうがないなあ・・・と納得するんだけど、
1冊4600円!
ソニー・マガジンズで4600円は、高いよ!と思いつつ、
でも買っちゃった。
「紙葉の家」マーク・Z.ダニエレブスキー
ソニー・マガジンズ
トマス・ピンチョン、J・G・バラード、スティーブン・キング
ウラジミール・ナボコフ、ジェイムス・ジョイスが引き合いに出され、
「現代アメリカの最先端にして最高峰」と帯に書かれていては、
一度は読んどくベーと思うもんす。
806ページにも及ぶ巨大本。
全ページ、デザイナー&
編集者泣かせの超実験的レイアウト。
この本に携わった人は、
いったい何を思いながら校正とかしたのでしょう(同情)。
新潮社のガルシア・マルケスの初版本も
真っ青な超小さい文字の二段組ページあり、
一文字しかない真っ白ページあり、
鏡文字ページあり(弥絵は鏡文字は好きだ)、
気が狂いそうになる索引ページの量と細かさ、
恐ろしい注釈の数!数!数!
よくよく見ると、「紙葉の家」の「家」が青い色を使っているため、
本文はスミ1色印刷のように見えて、実は2色印刷を多用。
・・・ 絶句。
4600円は物理的に言えば、安い。
最初のページは、奥付から始まり、
あとがきの後にある最後のページには、
0の表示があり、
最後が始まりのような体裁。
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生命の木
イグドラシル
これは何の奇跡だ? この巨木は。
高さは一万フィートもあって
地上と接していない。それでも立っている。
その根は空を覆っているに違いない。
0
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と最後のページに記されているのですが、
とはいえ、さかさまから読む本ではないのです。
(ちなみに、イグドラシルって北欧神話に
出てくる世界を支える宇宙樹のこと)
さまざまな登場人物が書いた文章が合体したような趣もあり、
最初の章の作者は、ザンパノ。
この本の主人公がザンパノという老人が死んだ後に、
後片付けに行って見つけた手記ってことになってるみたい。
その章の扉には
「これはあんた向きの本じゃない」
の1行がぽろっと書かれている。
ザンパノってのは、忘れもしない
フェリーニの傑作「道」の主人公の名前。
うーん、手ごわそうだなー。
純文学かなあ?でもこの本、ホラーってうわさもあるし・・・
という、えたいのしれないものを眺める心持ち。
ま、そのうち、ヒマできたら読もうっと♪
装丁・・・というか、文字組みがそうとうすごいことになっているので、
本屋で見かけたら開いてみてください(ё_ё)<ALL
すみません突然お邪魔します。。
「紙葉の家」
先ほど読み終わりました
図書館で偶然みつけ
誰も読破してなさそうなキレイな状態のこの本
そして不思議な文体・・・不思議好きな私のココロをかっさらっていきました・・。
「五分半の廊下」が本当に存在するのなら
見て見たい・・・
でもちょっと怖いかも(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
・・とつぜんきて
長々と失礼いたしました~m(_ _)m
投稿情報: junneisan | 2006-02-03 23:07
No pantyhose or they had nothing to hercar. Asstr. Afterall, and as the shoe store.
投稿情報: uqadnuk | 2008-03-30 20:21