「川上澄生とらむぷ繪」発見!
しかも1800円という超お買い得価格。
復刻されたみたい。
本当は本物がほしかったけど、
本物なんて、どこでお目にかかれるかわからないし、
すごく高そうだから、復刻版でがまんっ。
「クラブ」は日本、「スペイド」は中国、
「ダイヤ」は近東、「ハート」は南蛮がテーマだそうな。
製作はもちろん、
日本一の規模のかるた&花札を作る会社、
任天堂!もともとかるたの会社だもんね。
弥絵、トランプやカルタ、タロットカードとか
カードものが大好きで、
それこそ20〜30個持っているかしらん。
海外に行ったり、美術館に行っては
買いあさってます。
最近描かれたものよりも、
中世からある「ヴィスコンティ」といったタロットカードや、
アメリカでゲットした浮世絵(ちょっとエッチ・・・春画という)
のトランプなど、稀モノが好き。
古書・希書には手が出なくても、
カードくらいなら、なんとかなるからねえ。
さて、この川上澄生さんという人は、
版画家でもって、詩人。
(高校の英語のセンセもやっていた)
柳宗悦、河井寛次郎、浜田庄司、棟方志功とも
交流のあった、昭和初期に活躍した人です。
明治&南蛮のイメージを版画にしていて、
ちょっと泥臭いけどあたたかいタッチが特徴。
好きな詩があるんす。
風になりたや
初夏の 風になりたや
かの人の 前にはだかり
かの人の 後ろより吹く
初夏の 初夏の 風になりたや
思い切り、少年の初恋の気持ちでしょ?
昔の人の詩・・・高村光太郎や立原道造とかは、
ちょっと読んでいて、どろくさいというか、
てれくさいものがあるのだけど、
川上澄生のこの詩や、中原中也には、はまりまくりました(^o^)
ちなみに、西条八十や、山村暮鳥も好きっす。
窃盗金魚
強盗喇叭
恐喝胡弓
賭博ねこ
詐欺更紗
涜職天鷲ど
姦淫林檎
傷害雲雀
殺人ちゆりっぷ
堕胎陰影
騒憂ゆき
放火まるめろ
誘拐かすてら。
by山村暮鳥
これねー、読んだあとしばらく、
「放火まるめろ」が頭の中をぐるぐるしてました。
(「びろうど」が変換できなかったのが、くやしい)
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