買い手の方が、
価格をコントロールできるってすごいっ!
と実感したのが、YAHOOオークション。
いままで、ゲームや本を買っていたのだけど、
中古だから安いの当たり前。
古本屋や中古ゲーム屋よりも、安い場合が多いし、
品揃えが豊富なので、これはこれでいいわ(^o^)
と思っていたんだけど、深い感慨はなかったです。
ところが、たまたま、
太郎千恵蔵
という現代美術アーティストのラフな水彩画を発見。
なかなか、かわいくて、よい。
へえ、美術品を売る人もいるんだーと、よく見ると、
スタート価格が1000円。
え?額縁代の方が高いじゃない(^-^;と、ぶったまげ。
1000円の作品ってなに?!
これは落札しとくかーと、
ちょっと競り合ったりもしたので、
結果的に3万円くらいになったのだけど
手描きなので、かなり納得価格でゲットでした!
実をいえば、複雑な心境。
そこそこ名前の知れた作家の手描きの作品が、
たとえラフな水彩画であったとしても、
3万円ってのは、安すぎる。
画商が間に入っていたら、もっと値段は高かったハズ。
お金ってのは、ただの対価で、
「これはどのくらいの価値だと思いますか?」
ってことだから、
安く見られたもんだなあ。厳しい。
もともとは美術作品は、オークションで取引されることが多く、
インターネット上のオークションでも、
妥当な価格で取引されそうなもんだけど、
参加している人たちの価値観次第で、値崩れおこすのね。
競り合う人が多くないと価格は上がらないので、
メジャーであることや、品薄であることが必須なワケで、
インターネットは「個」が強いようでいて、
実はすごく「マス」的
(マスで評判になっているものに人が集まる)なのではないか?と思ったりしました。
ところで、弥絵んちには、絵や版画、彫刻が、
合計10個ほどあります。
友達が作った作品を買ったり(持ちつもたれつ)、
気に入ったものを買ったりして
・・・・だから、貧乏なんだな(^-^;
てなわけで、ちょこっとだけご紹介。
ミンモ・パラディーノ
というイタリアの現代アーティストの版画。
エンツォ・クッキ、フランチェスコ・クレメンテと
同じく80年代から活躍してるイタリアの現代美術界の代表作家。
ちなみに、これは世界に10枚しかないうちの3枚目。
ゲットした当時は、現代美術を持っているOL
と、友達にからかわれてました(^-^;
この人の作品は、通常はもっとグロくて、
おどろおどろしいものがあるんだけど、
観ているとインスピレーションがわいて、
啓示を受けるような心境になってくるから不思議
私も1点オークションで購入しました。
パラディーノについてはあまり知識が無かったのですが10万円以内で落札したのでーー
今八王子夢美術館で20世紀イタリア美術展をやっていますがそこでミンモパラディーノの大作版画がかなりの数見られます。
あらためて、大感激、大感動です
投稿情報: yasumu2002 | 2005-11-04 20:26