京都の俵屋プロデュースの
てんぷら屋さん「点邑」に母を連れて行ったときに、
そこで飲んだお茶がめっちゃおいしかったんですよぉ。
焚き火のにおいっていうか、いぶした燻製の香りがして、
ちょっとねっとりしてて、微妙に甘いの。
くんくん香りをかぎながら、がばがばおかわりしちゃいました。
これはなんのお茶なんだーーー?と、感激して店の人に聞いたら、
一保堂の「いり番茶」って名前のお茶だって教えてもらって、
翌日さっそく一保堂の本店に行って、ダンボール一箱購入しました。
一升瓶くらいの大きさの袋の中に、巨大な茶色い葉っぱのお茶が入って、
一袋300円。
ナゾなくらい安いぃぃぃ!!
どうやら、京都に昔からある庶民のための健康茶で、
赤ちゃんからお年寄りまで広く愛用されているお茶みたい。
で、ダンボールで届いたわけですが、
これが苦悩の連続でした。
てんぷら屋さんと同じ味が再現できない。
普通のお茶のようにいれると、まずくて飲めない(^-^;
一保堂さんの入れ方アドバイス通りに作っても、再現できず。
さすが、俵屋プロデュースのてんぷら屋が入れるだけあって、
ただのお茶でもタダモノでなくなるのねーと感心。
どうしたもんかいなーと、
やかんに葉っぱをいっぱいいれて30分煮出したり、
いろいろ試行錯誤して、ようやくおいしいレベルに到達しました!
値段が安いのには、わけがある。
おいしいお茶を入れるために、
かなりのコツが必要だったんですねー。
一番いい入れ方は、小ナベに600ccくらいの水を入れ沸騰させ、
そこにおわんに山盛りいっぱいくらいのおちゃっぱを入れ、
10分ほど弱火で沸騰。
その後、火からおろして、30分ほどさまし、
飲む前にもう一度沸騰させるんです。
かなりのアクが出るので、ナベを洗うのも力仕事っす。
でも、これで、くらくらするような芳しい香りと、味わいが自分のもの!
微妙にね、甘さが違うんですけど、これは水の違いなんでしょうねえ。
今度は、水道水ではなく、ペットボトルの水で試してみます。
手間ヒマかかるけど、すんごくおいしいので、よしっ!です。
とはいえ、友だちにもプレゼントしようと思って、大量に購入したけど、
この手間がかかるものをプレゼントして喜ばれるかどうかが、ナゾ。
たぶん、デパートとかでは扱ってない、
京都オンリーのお茶だと思います。
なにせ、1ヶ月しか香りが持たないので、
ダンボール一箱あっても・・・なのでした(^-^;。
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