母方の親戚に不幸があって、千葉の実家に帰って来ましたo(_ _)o
亡くなったのがいとこだったもんで、
ちょっとショック大きく、
文章にする気分でもないので、
ごくフツーに田舎のお葬式の話でも。
父は兵庫出身、母は千葉出身なもんで、
双方の冠婚葬祭の習慣はまったく、ぜんぜん、とんでも違います。
そういうのを見ると、イタリアやイギリスのように、
日本も小国家の集まりだったんだなー
としみじみするくらいっす。
でもって、母方の千葉の田舎は東京から1時間半とはいえ超田舎。
弥絵にも理解不明な単語がぽんぽん出てきて、
いちいち「それってなに?」って聞く始末。
今回マスターしたのは
「いへじょ」と「まかないぶるまい」。
「いへじょが来ねえと、葬式はだせん」
お嫁やお婿に行った人が亡くなった場合、
生家(しょうか)の人間が必ず行くことになっていて、
生家の人間が行かない限り、お葬式はストップするそうな。
たとえば、ひいおばあちゃんの兄弟とか、おじいちゃんの兄弟も同じわけで、
80年前にお嫁に行った人なんて、
弥絵からすれば遠い遠い親戚のような気がするけど、
そんなことはないのだわ。
親戚づきあいとは長い長いレンジの話である・・・と、しみじみ。
幸い?弥絵は外孫なので、それら親戚の輪からは遠く、
完全に「お客さん」だから、楽なんだけど直系は大変っす(^_^;)
しかし、なぜ、この習慣があるのか、理由は不明。
生家のご先祖さまに来てもらうってことなんだろうか?
「まかないぶるまい」
田舎の葬式は自宅でやります。
農家だから敷地も家もでかいので、
100人〜300人が入れ替わり立ち代りするくらいの
スペースは大丈夫。
で、裏方は近所の女の人や親戚の女の人が中心になってやります。
勤めている人も3日間、お休みをとって、
毎日100人分以上のご飯やお酒の用意をするわけで、
そらー大変です。
なんて古風な習慣!
いまどき、自分の親族ならまだしも、
「近所でお葬式があるんで3日間お休みください」 なんて、いえないです(^_^;)
この「まかないぶるまい」ってのは、
お手伝いしてくれるご近所の裏方さんたちに、
亡くなった人間の親族ひとりひとりが裏方さんひとりひとりに
御礼を支払うという習慣です。
親族の人数が多いほど、家が大きいほど、
いっぱいお礼がもらえるのね。
それを聞いて、なるほど!昔は農村だったから、
これが女の人の臨時収入になるんだ!と気がつきました。
サラリーマン社会には、まったくない話だったので、へえ〜と思いました。
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