昨日、初めてのトレーニング。朝起きてちょっと筋肉痛くらいだったんですが、夕方16時を過ぎて、筋肉発熱化。うー、太ももが痛いっ。身体を曲げるのがしんどかったので、直立不動のまま、歩幅を控えめにしとやかに行動してました。ロボットみたい・・・。
ところで、久々に大ヒットぉ~!
「好き好き大好き超愛してる。」舞城王太郎 講談社
ここ5年くらいで出てきた日本の新しい作家さんの本は、ほとんど読んでません。食わず嫌いというか、外したときの時間のロスがもったいなくて、手を出してませんでした。特に、ここんとこミステリーが大ブームなわけですが、犯人が誰であっても興味がないタチのため、やっぱり手が出ない。で、この舞城王太郎さんもずっとミステリー作家と思って読んでませんでした。
が、薦められて読んでみたら、ツボぉ~!大ヒットぉ~!あら、純文学だわっ。なんでも覆面作家だとか。小説のジャンルも決まっておらず、いろんなのを書いているとか。謎が多いのね。
お味は・・・といえば、ダグラス・クープランドの「神は日本を憎んでる」のお行儀の悪さと、村上春樹の「4月のある晴れた朝に100%の女の子と出会うことについて」のひとりよがりの純愛を足して割って、ソーダをぶち込んだって感じ。スピーディーで拡散する展開。韻を踏んだようなリズミカルな文体。僕なんだか、きみなんだか、現実なんだか、夢なんだか、境界線が見えない文章。読んでると探検しているようで楽しかったです。
「好き嫌いがはっきり分かれる本だよ」とも言われたんですが、たしかに主人公に共感or好きになれないようだと、アウトだと思われます。主人公のような男に惚れられたら、それはそれで面白いし、ある意味、楽かもしれない・・・と思ったりして。
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