わけもわからず、憧れだけで書くんですが「宇宙の始まりはしずく? クォークは液体」というニュースを見つけました。クォークってのは物質の元だそうだけど、粒子よりも液体の方がしっくりくる・・・っていうか、ロマンチックなような気がするぅー!(←バカです)。
わけもわからないくせに、なんでクォークに興味があるかってーと、クォークって名前がジェームス・ジョイスの「フィネガンズ・ウエイク」に出てくる鳥の鳴き声に由来しているから。
「ユリシーズ」などむずかしめな小説を出していたジョイスの作品の中でも、難解とされるのがこの「フィネガンズ・ウエイク」。とある男のたった一晩の夢を描いた小説・・・なんだけど、英語をベースに世界各国の言語が混じり(もち、日本語も入っているそうな)、ダブルミーニングと言葉遊び満載なんですって。わたしも読んだ。もちろん日本語訳。訳者は柳瀬尚紀さん。ダグラス・ホフスタッターの「ゲーテル・エッシャー・バッハ」を訳したすごいお人。とてもいい訳だと思ったけど、完全に、日本語になっているから、頭の中で意味をつなげてしまう。面白いけど原作とは別の作品になっていたのではなかろうか?・・・と思った次第。こういうときは英語が読めた方が楽しみが増えてよかったなーとは思う。けど、「フィネガンズ・ウエイク」を読みこなす英語読解力を今からつけていこうとすると、ババアになってもムリ! マジで死んでもムリ! と確信するから、英語にはいっさい手を出さないのであった。
ああっ!話がジョイスに行ってしまった(^_^;)
クォークの父である物理学者マレー・ゲルマンは、この本が好きだったので、ここから「クォーク」という名をつけたってわけです。ちなみにマレー・ゲルマンは、「複雑系」で有名になったサンタフェ研究所の設立者の一人で、13ヶ国語をあやつり(だから「フィネガンズ・ウエイク」を読めたのね)、物理学以外に、心理学・人類学・考古学・鳥類学に精通してるそうな。もち、ノーベル賞もとってます。
こんばんはー。またまた興味深いエントリーでしたので失礼しますー。
> 宇宙の始まりはしずく?クォークは液体
この手の話は結構好きで、カールセーガン博士のコスモスDVDセットをもってたりします。ただ、最近の説は、旧来の(といってもほんの10年ほど前の)科学の常識をどんどん壊していくので、正直わけがわからない状態です(苦笑)。
> ジェームス・ジョイスの「フィネガンズ・ウエイク」
> クォークの父である物理学者マレー・ゲルマンは、
> この本が好きだったので、ここから「クォーク」と
> いう名をつけたってわけです
へぇ~(×100)。
弥絵さんのこういう連想ゲーム的思考、面白いなあと思います。読書好きな弥絵さんらしいというか。私も、もう少し読書の幅を広げなければいけないようです。かなーり、偏っているのです (^_^;)
投稿情報: ケン | 2005-04-20 21:28