今日はムーンライダーズのコンサートに行ってきました! その感動は後日。明日から母が来るというのに、部屋の掃除ができてないため、今日はさくっと更新です。
「人工知能と対決!」・・・質問に答えていくと、思い浮かんだものを当ててくれるゲームです。自動応答のFAQ(Q&A)ものは外れるのが前提なので、当たるとそれだけで感心します。まず、この心理をうまくついてます。で、どの程度の精度があるか何度も試行しちゃいました。普通のゲームだと負けるとすぐにやる気がなくなるんですが、この手の人工頭脳的なゲームの場合、ロジックや分岐がどうなってるのかすごく興味がわきます。
まず、「本」を思い浮かべました。すぐさま当てられました。へえ!よくできてるじゃん! ここでがぜんやる気になりました。自動応答ものは最初が肝心です。次に「ハムスター」を思いつつやってみたところ、ちょっと時間がかかて正解。コメントには「次は20問以内に当ててみせます」。そして「百合」を思い浮かべたところ、これはさらに質問回数が増え、ようやく正解。絶対に正解しないことはないのかしら?と、最後に「魔法のランプ」を思い浮かべてやってみたところ「参りました。アナタの勝ちです」と出ました! 最初の設定に入っていない言葉やユーザーの使用頻度が少ない言葉は、案の定、外れるみたいです(ってことは、このデータをプールすると、「人がすぐに思いつく言葉一覧」ができるわけだ)。
当たってる!と思わせるポイントは、外れることを前提としてあの手この手で「めげない」やりとりを作るということにつきる!と発見。そしてあの手この手の間に「あきさせない」ことも大事です。
以下、参考までに。
★このゲームの特徴
・正解が出るまで質問が続く。
質問が短くカンタンで回答が楽なのでさくさくできます。どうやらカンタンな質問20問以内で当てられると「当たった」という感触を得るようです。
・正解との関連性が薄いとこがいい。
「それは警察で使いますか?」といった意図がわかりにくい質問がよかったです。苦しくなってくると「それは甘いものですか?」とかストレートな質問が出るのだけど、かなりイケてる。
・ユーザーにうまく責任転嫁する。
結果表示に、アナタの考えとワタシの考えの相違点を列挙し、あたかもユーザーに非があるように演出されてます。たしかに「ハムスター」のときに「それは泳げますか?」と聞かれ、弥絵は「イイエ」と答えて間違えたようだけど、「それは息をしてますか?」に「イイエ」と答えるキミはなんなんだ?と思ったりもし。このおバカなところがいい。とにかく「悪びれない」「あやまらない」ことが有効なときもあるんだって感心。愛嬌が大事だけど。
おバカというのか読みが甘いというのか、ゲーム再挑戦した場合、前回の正解となったモノと似た方向性のモノを聞く質問が10問くらい連続して続きます。「イイエ」を繰り返すとようやく方向性が変わります。前に回答したモノのイメージから離れられないみたいです。履歴と関連づけをさせすぎてる? おかげで弥絵みたいにぽんぽん考えていることが変わるタイプの人間には翻弄されてしまうみたい。逆を言えば、フツーの人は連続して思い浮かべるイメージが関連しているってことですよね。
そんなことを考えながらやっていたら、けっこう楽しめました。ネットのゲームでは久々のヒットかも。この手のゲームは作ってみたいなあ。人工頭脳といいながら、結局は「言葉遊び」だから。
「参りました」となりました。ぼくの勝ちだそうです。
ちなみに映画, 映画館, テレビ番組, 店, メリーゴーランド, 博物館, ディスコ, 電車, ミュージカル, 動物園, 子牛, スポーツカー.と似ているものだそうです。
投稿情報: シェフ | 2005-05-28 08:31