みんなで作るフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』。ここの母体が今度は幼稚園から大学までの教科書をWEB化するプロジェクトを始めるそうな。これは面白い!&便利! 日本は著作権の問題やら権威がどーとかで、公開するようなことは今のところありえないけど、ぜひ参加してほしいもんす。
「Wikibooksプロジェクトの目的は、『自由利用』の一語に尽きる。つまり、さまざまな言語を操る世界のさまざまな人々が利用でき、どんな用途であっても複製/再配布/修正が可能なカリキュラムを無料で実現するということだ」
という話で、世界中の教科書がさまざまな人のコメントつきで、一望できるようになるわけです。各教科書を単純に比較するのも楽しいだろうし、その背景にある思想や文化を知るのも面白そう。第二次世界大戦とか国によって見解も教え方もぜんぜん違うから「へー」って思うだろうし、なにより教育制度の違いが面白そう。今、一番先端の教育制度はインドネシアって言われてるんだけど、ここは富国目的なんす。資源がない国だから優秀な人材こそが国を富ますと考えて、お国に役立つように個々人の能力を最大限引き出す教育をするわけ。小さいころから超エリート、エリート、ホワイトカラー、ブルーカラー・・・みたいな感じで区分けされ、別々の教育を受け、一度レールに乗ると別のレールに乗り換えるのはとっても大変。芸術は別に国を儲けさせるわけじゃないので、力がぜんぜん入ってないもんで、金持ちの子は海外留学・・・って感じだそうです。
学校に行かなくても知識が入るような環境が整ったとき、一番肝心になるのは動機かなあ。動機の刺激づけもセットだとこのサイト、ますます面白くなりますね。
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