ネットをうろついていたら、ヴィスコンティ監督の映画「ベニスに死す」の写真を発見。私、ことわっておきますが、美しいものは好きだけど、美少年好きってことはありません。
・・・なんですが、この方は別格。久しぶりに「ベニスに死す」のビョルン・アンドレセンくんの顔を見て、「うわー、やっぱりきれいだなあ!」とためいき。これほどまでに、少女マンガに出てきそうなくらい完璧にきれいな子って、なかなか見かけないです。原作のトーマス・マンの小説では、ギリシャ神話の神にたとえられているくらいですものねえ。映画史上に残る特別な美少年なんだろうなあ。
下世話な話ですが、何年かに1度、ふと、「あの美少年は大人になったときにどうなっているのかしら?」と思うのであります。すんごい美男子になっているのでは?と思い描いていたのでありました。で、今日、久しぶりに思い出したから、ググってみました。インターネットの発達ってすごいですよね。本や雑誌が情報源だった頃は見つけられませんでしたが、かんたんに見つけてしまいました・・・。もごもご・・・沈黙。
やっぱりというか、なんともはやというか、この映画に出たことで、大変な騒ぎになり、以降、最近になるまで映画には出ず、音楽家として人里離れたところで隠遁生活を送っていたような話でした。おいたわしや。
ところで、ヴィスコンティ監督といえば、貴族出身で趣味がよく、美学が貫かれた素晴らしい映画をたくさん撮っている方ですが、私、歳をとったおじいさんになってからの顔しか知りませんでした。が、これまたインターネットの時代ってすごいもんで、若かりし頃の写真を発見。わーーー、これまた美少年!びっくり!ヴィスコンティ監督がヨーロッパ全土を探し回って見出したビョルンくんに負けてません。おじいさんの顔からは想像がまったくできませんでした。自分がこれだったら、役者さんへの要求レベルも高くなるのは当然です。ヴィスコンティ監督の映画には美男美女がこれでもかってくらい出てきますが、察するに両親も美形に違いないので、美男美女がいる生活というのが当たり前だったんだなあ。
西洋の人の子どもの頃と大人になったときの顔の変化に、驚愕した今日でした。日本人は大人になってからも、子どもの頃の面影がかなり残っていて変化が少ないので、ほっとするわ。
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