新しいくつ下がほしくなったから、表参道の「SOUSOU」へ。SOUSOUは京都が本店の和風の服やインテリアを販売してるお店。テキスタイルデザインは、若い頃、フィンランドが世界に誇るデザイン集団、マリメッコで活躍された脇阪克二さんというおじいさんが手がけていて、モチーフは「和」だけど、どこの国の文化でも通用しそうな「ふつうさ」「なにげなさ」があって、ひとつひとつの模様や色のバランスが、なんともいえず絶妙でよいのです~。2足で1000円というお手軽価格もありがたい。おすすめですー。
この「SOUSOU」は、日本で絶滅しかかっている伝統技術「伊勢崎木綿」を保護するために、伊勢崎木綿で商品を開発したり、ルコックとスニーカーをコラボしたり、いろんなことやってます。すべては脇阪さんのデザインがあってこそ、なんだけど、脇阪さんを引っ張り出したプロデューサーさんもやり手なんだろうなあって思ったり。そんなわけで、ここ2年くらい注目しているお店です。私的に残念なのは、高級品がないってことですよ。ちゃんとした本物と組み合わせようとすると負けが明らかになってしまう。もったいない。若い人をターゲットにしているのか、大人でも楽しめる高級感ある商品を作れるテキスタイルのデザイン力があるのに、チープな雰囲気が漂うんだよな。ワンランク上のシリーズを出すと、あなどれないお店になるような気がします。