フェニーチェ歌劇場のポストカード
ルキノ・ヴィスコンティの『夏の嵐』に
舞台としても使われた「世界一美しい歌劇場」(1792年創設)。
96年1月に放火で全焼。復活しましたねー♪
このポストカードは 過去200年以上にも渡る
演目の中のポスターの図案を採用したもの。
マリア・カラスの美貌にどきどき♪
イルパピロの小さな装丁
「パピエクブ」というマーブル的な羽根模様を生み出す
紙の装飾法技術を有する紙屋さんです。
そもそもルイ13世おかかえの製本士メール・ルートによって
編み出された技法だそうですけど、
今はこの技術を持っているところは、
この店だけだとか。
その紙屋で作っていた一円玉よりも小さな本
(本文は白紙)をゲット。
小さなものを生み出す職人技は、
日本の専売特許じゃないのねえとしみじみ。
イルパピロでゲットした包装紙
ローマ、フィレンツェ、ベネチアなどなど、
中世の名都が図案化された包装紙です。
大昔の壁紙とか、地図に使われたもんだったんでしょうねえ。
街の名物建築が丁寧にかきこまれているので、
なんとなく、西洋風すごろくって感じもします。
色彩も鮮やかでおしゃれなので、
がざがさ買ってしまいました。
カンデンスキーのトランプ
これは失敗でした (i-i)。
カンデンスキーのトランプかっこええっ!
と思って買って、中を確認してがっかり。
なにががっかりかってーと、
カードの柄がみんな同じ。
・・・全部バラバラだと思ってたのにぃぃぃぃ (i-i)
がっかりしながら、トイレに行って、
はっとしました。
トランプだから、外側の柄が全部違うと、
ゲームにならないのね。
神経衰弱もポーカーも相手のカードがわかってしまうもの。
あたしがばかでした。
未来派の絵の描き方を指導した
子ども向け工作絵本
こんな本があるとはっ!・・・
未来派といえば、1900年頃台頭した前衛芸術。
絵画、音楽、ダンス、文学などなどすべてで巻き起こった運動です。
なにかってーと、機械と科学への信奉。
すべてのモノは動いているわけで
(地球も動いてるわけだし)、
それを表現しない限りはリアルじゃない。
3次元のくだものや人を2次元の
平面に押しこめてなにがリアルだ・・・
ってなわけで、
動きのプロセスを描いた絵画が多いんです
・・・あ、美術のモットーは
「綺麗であること」よりも「真」
だったりするので、こういう運動が起きるんです。
「わけわからん絵画」といわれがちだけど、
よく観ると、動きの展開図なんですねえ。
モノの動きをどうすれば分解して、
1画面に収められるかという技法を
教えてくれる本で、
技法というものは100年たっても
引き継がれるのねえと感心。
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