昨日の日記で道徳の枠組みがしっかりしてた時代の方が、
「背徳」や「嘘」の魅力
(・・・というと言葉が足りなくて、
弥絵が単なる悪い人みたい。
言い換えようっと)
抗うことのできない背徳や不道徳の魅力に惹かれつつ、
「ああ、それじゃ自分がダメになる」と葛藤し、
うろたえたり、反省したり、
一瞬の快楽に身をゆだねたり、堕落したり
・・・と、もんもんとするのって、
マゾ的だけど、一種の快楽だし、
「ああ、人間よのぉー」って
深さもあるような気がするんす。
三島由紀夫だって「不道徳教育講座」なんて本を出してたし。
近頃、「なんでもOK」だから、
そういう規範(世間体?)と欲望の間で葛藤する
ってのもないんだろうなあと思っていたら、
それを立証するようなデータが・・・。
とある国際比較調査の結果を見ていて、
ふ〜む、となったのだ。
たくさんある調査の中から、東京、上海、ソウル、ロンドン、ニューヨークの
小学生を対象とした 「家族の中の子どもたち」ってのから抜粋すると、
●お手伝い
一番よく手伝うのはアメリカの子で、
一番手伝わないのが日本の子。
●しつけ
ロンドンとニューヨークでは歯みがきや
就寝の習慣などの基本的な生活習慣と
家庭内の役割分担について明確なルールを決め、
厳格にしつけている。
一方、東京では、親が子どものしつけについて
あまり注意していない。
ってな感じで、日本が一番ゆるいんですね。
「日本人は礼儀正しい」と、大昔には言われいてたのに。
とはいえ、しつけが厳しいければ、きちんとした子が育つか?
ってーと、そんなことないって、弥絵が立証してるんだけど、だははっ。
弥絵は欲望や本能に忠実だし、
世間体もぜーんぜん気にしないし、
ゴーイングマイウエイで日々過ごしているわけですが、
家は厳しかったんです(;_;)
「ほうき持って来い!」といわれて、
ほうきを持っていくと、
「なんでちりとりを持ってこないんだっ!
気がきかないっ!」と
ひっぱたかれたし、
箸の持ち方も、定規で叩かれて直したし
(うう、かわいそうなあたし(;_;))
そんな緊張みなぎる家庭で育ったけど、
今でも、ぜんぜん気はきかないし、
行儀も悪いし、このありさま。
ただ、背徳とか、不道徳、いいとか悪いのラインを
教えてもらったから、
それを逸脱するときに、葛藤しつつも楽しむ
ってこともできるのよね。
これって、けっこうお得だったかも。
初めまして。
kegegeのリンクでやってきたものです。仕事の合間(夜遅いんです)
に近頃読ましてもらっています。まぁ、自分自身もこのごろやっと
パソコンを買うことができた身なんですが…(苦笑)
さてさて、本題なんですが「しつけ」。
たしかに、日本の子供はたちが悪い。
一時、塾の講師や家庭教師などやっていたときがあるのですが、
親がいるときと勉強しているときの差が激しいこと。
「金だしているんだからいうこと聞けよ。」とか、いわれたりしました。
う〜ん、言葉の秩序すらない十代たちです。
悪気を感じないだけ親が悪いのか、判断力のない子供が悪いのかわかりません。
でも、若さゆえの無知の蛮勇かもしれない(笑)
投稿情報: kimiaking | 2004-02-06 23:21
こんにちは、はじめまして(*^-^*)
kegegeさんのとこ、すんごく新鮮で面白いですよね。
>仕事の合間(夜遅いんです)
ひゃ、これを書いている時間も仕事ですか?
すごぉ〜い(^_^;)
お体にお気をつけください。
にしても
>「金だしているんだからいうこと聞けよ。」
ってのは、すごいですねえ。
やっぱ、親を見て子どもは育つので、親の責任重大ですよね。
15歳くらいまでは親の責任。
16歳以降は、本人の責任だと、思ったりします。
投稿情報: 弥絵 | 2004-02-07 01:15