スウェーデンのインターネット上の
架空の王国「ラドニア」は、
王が統治し、階級、内閣、議会、植民地(!)もちゃんとあり、
インターネットで国の歴史や、閣僚名簿などを公開。
市民権の申請も受け付けていて(申請時に貴族の階級も選択できるのだ)、
現在6000人くらいが国民として登録中。
ちゃんと、自分の経歴を作ることもできて、
さらに、大臣や知事になったり、州議会を作ることも可能。
かなり手間暇かかっている、手の込んだ作り。
で、このラドニアを本当の国だと信じた、
パキスタンのとある人が、市民権を申請し、
当然のごとく受理されたのだ。
そのとたんに、他のパキスタンの人たちから、
「ラドニアの大使館の場所を教えて」
「ラドニアにはどうやっていけばいいの?」
「働きたい」
などなど、本気の市民権の要請が3000件以上来て、
ラドニアの主催者は大騒ぎ中。
「ホンモノの国ではありません」と発表したり、大変そう。
「北欧のラドニアという国は、 無料で市民権が獲得できる」
とパキスタンで口コミで広まったのが原因だそうだけど、
なんか、面白いけど、哀しい話だなーと、思ったりしたのであった。
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