SFCの田中茂範教授にインタビューに行ったとき、
「英語、なんでやらないと
いけないんですか?
やって楽しいことあるんですか?」という
すんごくぶしつけな質問をぶつけたら
とても面白い答えが返ってきました。
たいてい、「これからは国際社会だから」
(←でも弥絵には関係ないもーん)
「海外旅行のときに役立つから」
(←カタコトで十分だもーん)
・・・といった感じの説得が多くて、
「別にぃー」って思っていたんです。
ところがどっこい、この先生は違っていました。
まず、英語をやって面白いことって、
「風景が違って見える」というんです。
自分をアイデンティティファイする仕方も違うから、
「違い」を発見して、で、
自分の思っていた意味の世界が崩れたり、
概念がゆさぶられたり、
モノの見方を自分の中で再構築できるのが面白いと。
英語が通じる人と通じない人との違いは
英語はコミュニケーション力だから、
「人間関係を作ろう」
「人は違って当たり前」
という考えを持っているかどうかに
かかってるそーで、
「違って当たり前」と考えていれば、
違いが楽しめるし、
「究極的にはリズムや波長の問題」。
・・・って言い切られると、
ははー、文法や語彙の量じゃなくて、
波長なのねえ、これは納得って感じ。
で、英語がうまくなるポイントを
3つ教えてもらったんだけど、
そのうちのひとつが最高っ!
「本当にしゃべりたい、表現したい」
という思いがあるかどうかです。
英語のテキストによく載っている
「あなたはどこから来ましたか?」
といったたぐいの話は、聞いても聞かなくてもいい、つまり、
自分の人生に何の影響も与えないんですね。
もっと自分自身で物を見て、
自分の言葉で表現する
・・・物の考え方や人生の生き方とか・・・大げさになるけど、
それが自信やプライドにつながっていくと思うんです。
英語ができなくても「これは自分が言いたいことなんだ」と
確信を持って言える人は、
話す内容に対して何も恥ずかしく思うことはないから、
どんどん表現できて、英語も上達していきます。
日ごろから立ち止まって物を考えるというような
習慣をつけることが重要なんでしょうね。
「自分の人生に何の影響も与えない」ってところで
噴出しそうになるくらい、小躍りし、
弥絵の頭の中にあったステレオタイプの
「英語の先生」とか「英語が好きな人」像ってのが
ガラガラと崩れていきました。
「人生に影響を与えるような話」なんて、
母語でだって難しいというか、それを求めること自体すげー。
でもって、英語の話を聞いているというよりも、
これって、英語に限らず、なんでもそーだよなあ・・・と。
インターネット上のコミュニケーションなって、
まさにこれだわっ!!
と、頭の中から、英語学習なんてことはふっとんでしまって、
嬉々としてた弥絵でありました♪
(英語の勉強の仕方も、「へえ!それでいいんですか?!」と
目からウロコが落ちるくらい、驚愕するような内容でした。
でも、英語の勉強の目ウロコの仕方もふっとぶくらい、この話が面白かったんす)
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