Beautiful Songsのコンサートの話のつづき。
5人が5人ともまったく違うタイプの歌を歌っていて、
それぞれが超越した個性と実力を持っている・・・
その生の歌を、入れ替わり立ち代りに聴くとどうなるか?
人間ってへんちくりんな
生き物だったんだぁ
って気がつくと同時に、
歌ってすごいもんだなー
ってつくづく思いました。
あっこちゃんの歌とピアノは、
身体の細胞がひとつひとつ水の粒になって、
空中でスローモーションで分解していくような
浮遊感と、昇華されていくような心持ちになるし、
民生ちゃんの歌は、強烈なリズムと重奏する
楽器の渦に身をゆだね、
トランスして、ふらふら気持ちよくなってきちゃう。
大貫さんの歌は、透明感にあふれた一群のやわらかい風を
立ち止まって感じる・・・そんな一瞬に身をゆだね、
宮沢くんの歌は、内省的で心臓になにかがのめりこんで
くるような重みがあって、
心っていろんなこと感じるセンサーがあるんだなあってしみじみ。
慶一さんの歌は、おへその下の方が、きゅんっ!ってして、
同時に、10代のあの日々を思い出し、
はずかしいわ、せつないわ。
(ムーンライダーズを聴き始めた頃を思い出すと、はずかしさが一番最初に来るんです。
そういうもんなんですぅ。 )
この感覚がですねえ、1曲約5分としても、
5分おきに、入れ替わり立ち代りして、
めまぐるしく、感覚も気持ちも身体の反応も、
まったくコロコロ変わるわけですよ。
身体(心も含め)って、面白いじゃん・・・と、
我に返ったときに、ハッとしました。
人間が人間の形として出現する前から、
歌ってあったんだろうなあ・・・と妙に実感して、
同時につき物が落ちたようにハッピーな気持ち
になった弥絵でありました。
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