「廃墟の歩き方〜探索編」
監修・栗原亨 イーストプレス
中学生の頃か、「廃墟」って響きにあこがれて
妙にドキドキしてたときがありました。
むき出しのコンクリートや鉄骨や、
忘れ去られた古代文明の遺跡とか、
自分のほか、誰ひとりいなくて、
過去の人々の痕跡がそこかしこに残っていて、
ただ風が吹いているだけ
・・・って、
過去に住んでいた人の記憶だけが存在するような世界は、
物哀しくてドキドキするぞーと、
そそられてしまうのでありました。
人が自分以外にいなくなってしまった世界、
もしくは、自分さえもいなくなってしまった世界ってのは、
最近では起こりえない風景ではないわけで、
シャレにならないんだけど、
弥絵が小さい頃には、ありえない世界だったわけで、
それゆえに、壮絶な美しさまで感じたのでした。
マヤ文明なんて、ほんと、壮絶。
てなわけで、この本買ったのだけど、
いやあ、探索のノウハウが
綿密に書かれているところに、びっくり。
監修の栗原亨さんのサイトを見たら、
廃墟探索について、丁寧に、法律やどこが危険なのかなど、
解説されていて、これまた、びっくり。
車の免許を取得することさえ、
「危ないからやめなさい(他人に危険が・・・)」と、
家族全員の猛反対を受けている弥絵には、
とてもとてもできないお話で、
やっぱり、写真集や映画を見てるだけが
よいかもぉーと、
かたく決意したのでありました。
大学時代、宇都宮にあった
とある閉鎖された病院を探索したことあったけど、
危ない目にあわなくてよかったー。
運がよかったんだなあ。
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