大分の湯布院というところに行ってきました!
湯布院ってのは、福岡から車で1時間半、
別府から車で30分くらいのところ。
男っぽい温泉の別府に比べ、
女性に人気のある温泉として有名。
弥絵も初めて行ったのであります。
泊まったのは、玉の湯という高級旅館!!
弟のおごりっ!(ありがとう!弟よっ!)
玉の湯は敷地3000坪の雑木林の中に
独立した離れの部屋が10部屋くらいある旅館です。
なにげない野原と雑木林の中に、
純和風の建物がある隠れ家みたいなところ。
昭和初期の和洋折衷の極みみたいな感じで、
建物や家具も、昔懐かしい雰囲気をかもし出してます。
なによりいいのは、雑木林の中で、
ぼけーっとして、木々の光や雲の流れを
何時間でも楽しめるところ。
極楽極楽でありました。
「へえ!」と思ったのは、
宿泊客専用の30畳ほどのゲストルームで、
暖炉があり、気持ちのいい椅子があり、
巨大な本棚があるんです。
(コーヒー、紅茶飲み放題なのもよかったです)
この巨大な本棚の中には、
小林秀雄、菊池寛、
植草甚一、内田百輭などなどの、
蔵書が並んでいて、目がくらくら♪
ホテルや旅館に泊まって、
これほどまでの蔵書に出くわしたことはありません。
なんでこんなにすごいんだろう??と思いつつ、
本棚を見てよだれたらしていたら、
「新潮」の「小林秀雄追悼号」を発見。
その中に、この玉の湯の話も出てきてまして、
どうやら、小林秀雄周辺の人たちが、
この旅館を愛して、よく使っていたようであります。
そんなわけで、どっぷり、
小林秀雄に耽溺して、
ぼーっとしていた2日間でした。
初めて、彼が20歳の頃に書いた小説ってのも読み、
三島由紀夫や寺山修司の10代の頃の小説ってのを
読んだときも衝撃的だったけど、これまた衝撃!
「弥絵ちゃんち」で書いている
自分の駄文が恥ずかしくなってしまいました。とほほ。
ともかく、このゲストルームのために行くってのもありな旅館です。
ちなみに、かかっていた音楽は、
ポリーニのピアノ。
本格的でございます。
玉の湯に反応しました。
ゲストルームで、音楽聴きながらコーヒー飲んだくちです。
ロビーのインターネットできるパソコンで記事を書いたりしました。
でも、私たち男の集団(職場)にはちょっと高級すぎる旅館だった気がします。
投稿情報: alfabeat | 2004-01-27 21:49