「ぼくの地球を守って」日渡早紀・白泉社
これ懐かしいマンガでしょー。
「ぼくたま」と呼ばれて
80〜90年代に社会現象(?)にまでなったマンガ。
「前世」ってのが流行ったのがこれのおかげ。
このマンガがブームになってから、
「ムー」には自分と同じ記憶を持つ仲間を
募集する投稿が続出し、
女子高校生の集団飛び降り自殺
(傍らに「ぼくたま」が置かれていた)まで起きたもんね。
ついに作者も「これはマンガで、
フィクションです」宣言を
誌面上でやったりして、少女マンガ界では大変な騒ぎでした。
世紀末とか、戦争とか、そういうのが
身近だった時代だったこともあるのかも。
妙な熱気があったせいか、連載当時はさめちゃって、
中盤から読んでなかったのだ。
で、今日は最後までイッキに読みましたよぉー♪
月から地球を見守っているという同じ夢を見る高校生たち。
同じ夢を見る不思議に、彼らは他に同じ夢を見る人がいないか
雑誌のお便りページで探し始める。 集まったメンバーは6人。
全員が同じ前世の記憶を持っていた・・・。
前世から貫かれるラブロマン♪
男女7人の愛憎劇が深くてよいのだよぉー。
SFあり、超能力あり、前世あり、アクションありと
盛りだくさんのエンターテインメント。
この当時のマンガって、筋がよく練られていて、
やっぱ、面白いっ!
大満足でありました(^-^)
こんばんわ、エル・ケリムと申します。
『ぼく地球』は小学生の時にBS‐2で放送されたOVA版から知りました(プロダクションI.G.制作ということもあって今観ても音楽と映像は素晴らしかったのに中途半端な終わり方はとても残念(泣))。
あれだけでも印象に残りましたが古本屋で原作を読んで更に物語に魅了されました~♪
前世の7人が異星人という設定や超能力といったSF要素と「輪廻転生」「彼らが信仰している神サージャリム」のようなある意味「自分探し」に繋がるようなテーマが混ぜ合わさって、それが物語にリアリティを出してくれるのは確かですね。
投稿情報: エル・ケリム | 2007-04-08 21:15