先週のニュースで、ほへ〜(^o^;と思ったのは、
イギリスのロイズ(世界で一番古く&最大の保険会社)が、
300年前から実施されてきた制度・・・
「ネーム」と呼ばれる個人会員
が保険を引き受け、
無限責任をまっとうするという
(←当たれば超儲かるけど、はずせば大損)
制度を廃止をして、
近代化するって話でした。
つまり、フツーの保険会社になるってことね。
石綿の公害被害とアメリカのテロの影響で、
4万人いたネームが2000人台にまで減って、
5年連続で赤字ってことが一番の要因だった
みたいだけど、なんとも残念。
この保険会社は「マスターキートン」や
「沈黙の艦隊」などの
マンガにもモデル的に登場するだけあって、
ばくち打ち的なうさんくささと、
冒険心のわくわくさと、
世の中しょって立って動かすぜっ!的な
冷徹かつ野心的な意思決定力と、
秘密結社ちっくな雰囲気を漂わせていた
イメージがあったので、
なんか、フツーになるのはおしいなあ。
もともと「ロイズ」は、ロンドンにあった
サロン(サテン)の名前。
そこに集まる人々が、貿易に出かける船に
掛け金をかけたってのが発祥。
当時の船は沈没する確率も高いし、
戻ってこれたとしても、
そのときの市場の需要と供給のバランス次第で、
品物の価格は左右されてしまい、
命がけで帰ってきて、安くさばいたら
商売上がったりなので、
船出の前に戻ってくるかどうか、
きた場合どうするかを賭けたそうな。
つまり、航海が一かばちかの時代に、
リスクを背負う覚悟のある人間が、
一かばちかで儲けてたって話。
今も昔も、リスクとらずに儲けようって話は、
ないんでしょうねえ。
保険ちゅーのは、ほんと、賭け事だなーって、
しみじみ。
不安材料と目的がはっきりしていればしているほど、
成立する分野なんだろうし、
漠然とした不安や目的では、賭けようもないんだろうな。
不安・障害・対戦相手・ゴール・・・etc
が見えなければ、
ルールが作れないし、
ゲーム(賭け)にもならないもん。
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