待ってました!の4月10日発売!
村上春樹がサリンジャーの
「ライ麦畑でつかまえて」を訳すという話を聞いたのが
半年くらい前。 ようやく、読めるぅ〜。
とはいえ、「ライ麦畑でつかまえて」は、
じっくり読んだことないんです(汗)。
恥ずかしながら、10代のころはメジャーなものに
対して反抗心みたいなのがあって、
マイナーな方がかっこいいっていうか、
そういう感じ。
ハリウッド映画も、ディズニーランドも、
「ライ麦畑でつかまえて」も
三島由紀夫も太宰治も通過しないで過ごしてました。
実は自分、めっちゃミーハー・・・と自覚したのは、
大学を卒業したころ。それからはずいぶん楽に
&楽しくなったんだけど、
今、振り省えると自分で守備範囲を狭めたのはもったいなかったです。
ま、そんなわけで、「読むのが当たり前」ってのが
暗黙の了解だった「ライ麦」は読まず、
「大工たちよ、屋根の梁を高く上げよ」
「シーモア序章」「フラニーとズーイ」などなど
グラス家7人兄弟姉妹の物語にはまりまくりました。
長男のシーモア・・・宗教的なカリスマ性を持ち悟りを開き
(小説の中には、カフカやキルケゴールに加えて道教や禅などの東洋思想がびしばし出てきます)、
稀代の詩人で、 天才的な頭脳を持つ早熟な青年に超ラブ!
そのときに読み倒していたのが野崎孝訳でした。
サリンジャーといえば、野崎孝。
それが定番として成立しまくっているから、
村上春樹だったら、どんな訳をするんだろう?
と興味津々なわけです。
どんなタイトルをつけるだろう?ってのにもすごく興味ありました。
タイトル・・・名前って、すごく重要。
すべてが決まるといっても過言ではないので、
勝負どころだなーと、思った次第。
「ライ麦畑でつかまえて」ってタイトルは、
あまりにも有名で、
そのタイトルだけで、そうとう強いイメージを喚起させるので、
変えようがないだろうって思ってたんです。
そうしたら、
「キャッチャー・イン・ザ・ライ」で出ましたね。
なるほど、そのまんまなんだ。
そうきたかー。なるほどぉー。
・・・と、ふむふむうなずきまくっているのでありました。
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