廃墟にめっちゃ惹かれます。
小さい頃からそうだったので、きっと本能(^-^)
たとえば、サンガルガノ大聖堂。
弥絵がもっとも愛する映画のひとつ、
タルコフスキーの「ノスタルジア」に出てくる廃墟の聖堂なんですが、
エンディングで、
この大聖堂に雪が降り落ちてくるシーンがあって、
それの美しいこと!!!!たまらんすっ!
天井ないから雪が降り積もるのよね。
だれもいない。
だれの声もしない。
人間が存在せず、ただただ過去の記憶の痕跡が
そこにあるだけってのは、
なんて切なくて美しいんだろうって、
いっつも思います。
すごぉーく危ないなあと思って、
すぐに思考を止めるんだけど、
危なさに惹かれるってありますよね〜。
「廃墟遊戯」小林伸一郎・メディアファクトリー
最近の廃墟遠足ブームには、
いささか、と思ってるんですが、
小林さんは筋金入りです(^-^)
弥絵がぺーぺーの頃、
小林さんはまだ有名じゃなかったので、
物撮りをよくお願いしてまして、
(ぶつどりと読みます。本やグッズなどの印刷物に
掲載する単品写真を撮影することを言います)
しかもそれが、「明日までにこれお願いしますっ!」と、
紙袋3つくらいいっぱいにして、
スタジオに駆け込んだりしてて、
いやあ(^-^; ご迷惑をおかけました m(_ _)m
もう頼めないよね(^-^;
「個展やるんで来て下さい」といわれ、
行ってみたら、双子のポートレートが会場にどどっと並んでいて、
<変わった人だったんだぁ〜>なんて思ってました。
明るい顔の双子も多いのですが、
どうも「シャイニング」の双子の少女を
思い出しちゃって、正直ちょっと怖かった(^-^;
「廃墟遊戯」は廃校や閉鎖した炭鉱、変電所、
公園、病院、ホテルなどなど、
日本全国の廃墟を撮影した写真集。
まずもって、元国鉄の変電所とかが、
放置されたままで今もあり続けているってことが、驚き。
なんでも解体作業にとてつもなくお金がかかるそうで、
人も住んでないし、そのままにしとくかぁ〜ってとこみたい。
東京だと、ちょっとでも開いた土地は、
すぐさま新しい建物が建ち、
めまぐるしく風景をかえていくんだけど、
何十年たっても変わらない場所もあるんですねえ。
日本には。時間の流れが違うのだわ〜。
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