関西旅行の初日、 「キレイな服を持ってきてないからお父さんのところには行きたくないわ」と
女学生のようなことをいう母を強引に連れて
奈良の父のところに行ってきたわけですが、驚愕の事実がっ。
父がNHKをとっとと退職し、神社の宮司&飛鳥藍染館を作って12年。
実は母は一度も奈良に行ったことがなかったっ!
これがほんとの<初詣>ってやつですかぁ〜。 びっくし〜。
「なーんで、行かなかったの?」と、ぽそっと聞いたら
「だって、お父さんが『おまえは来なくていい』っていうから。
来いって言われたらすぐに行ってたわよ」
あ〜れぇ〜ヽ(^o^;)ノ
12年も前の一言で、一度も行かなかったんですかぁ〜。
で、出迎えてくれた父は母に向かって一言・・・
「旅行をプレゼントしてくれるなんて、いい娘だねえ。
おまえは子どもには恵まれたから、
夫をはずしたくらいたいしたことじゃないなあ。
ハッハッハッ(←豪快に笑う)」
あ〜れぇ〜ヽ(^o^;)ノ
あたしゃ笑えないわよー!リアクションに困るぅぅぅ。
始まりはどえらく冷や汗かきかきでしたが、
話しているうちに、堅かった空気もほぐれ、和やかな雰囲気になり、
いやあ、やっぱ家族ってのはいいもんだねえって感じになったその瞬間、
父母の話題の矛先が弥絵に移りました。
「おまえのホームページを見ているとなあ。
会社がつぶれたら
飢え死にするような生活じゃいかん」と父。
「そうなのよ、ぽんぽんモノを買ってばかりで」と母。
・・・いい歳して心配をおかけします m(_ _)m
父はパソコンを持っていないのですが、
父のお友だちが「弥絵ちゃんち」をプリントアウトして渡してくれるそうで、
机の上にはカラー(!)で印刷された厚さ2センチほどの「弥絵ちゃんち」の束があり、
ありがたかったですねえ。 でも日々の素行がバレバレになってましたねえ(^-^;
ところで、父のやっている「飛鳥藍染館」のホームページを作ってあげるよ〜といいつつ、
毎回写真撮影を失敗してて、いまだにできておりません。とほほ。
さっきネット検索したら、ぽろぽろ出てきて、
なんと、YAHOOグルメにまで登録されており、立派にやってるのだわーと感心しました。
奈良県明日香村のど真ん中にある
「飛鳥藍染織館」。
父が退職金をつぎ込んで江戸時代の造り酒屋を改装し作った民芸館です。
民俗学者の鈴木正彦さんから譲り受けたという土鈴1万3000個と、自分で収集した1000点以上の藍染を展示してます。民間でやっているとは思えないほどの充実した作品のラインナップと、陳列で、わが親ながら、これはびっくりの民芸館です。
で、昔の建物だから、隠し階段(?)とかあって、建物の構造がすごく面白いし、なにより、木と白壁でできた室内が落ち着いてよいのですよぉ。
巨大な暖簾が目印です。
喫茶はもちろん、蕎麦会席や蕎麦御膳などのお食事もOK。明日香村では一番だと思うので、奈良にお立ち寄りの際にはぜひ顔を出してくだされ<ALL
「弥絵ちゃんちを見て」と一言いえば、どーんとサービスしてくれます。
ちなみに住所っす。
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住所 : 奈良県高市郡明日香村岡1223
電話 : 0744-54-2003
営業時間 : 10:00〜16:00
定休日 : 無休
交通手段 : 近鉄橿原線橿原神宮前駅から奈良交通バス岡寺前行きで17分、岡寺前下車すぐ
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日本各地の土鈴が13000個あるという風景は、それはそれはすごいもんです。よくこんなに細やかに陳列ができたなあと感心しました。
鈴は絶大なる「除魔(魔除け)」の霊力を持つとされ、縄文時代から広く神事に用いられてきたそうで、ここにも霊験あらたかそうなものから、干支をかたどった物やお雛様、おかめひょっとこ、電車の形をしたものなどなど、たくさんの種類があります
・・・13000個のデータベース作ったら、すごくよさそうなんだけど、撮影するのだけでも一苦労ですね(^-^;
こんにちは。はじめまして。
以前よりこのHP拝見させていただいています。
弥絵さんのお父さん(渡辺さん)が宮守をされている神社と私はご縁がありもう8年になりますか、結婚を機に年に数回お参りに行かせて頂いています。
なぜだか願い事が少しずつ叶うのです。それにあの神社にいくと深く心が落ち着きます。初詣は毎年そこに行きます。・・・かれこれ9回初詣(夜中の12時)に行っていますが、お会いするのは毎年私たち夫婦を除いた一家族だけ。すっかり常連の顔ぶれ(笑)です。
7年ほど前までは除夜の鐘とともに、渡辺さんがこられ、境内にろうそくをともし、お経??(神社だから、何ていうのかな?)を詠んでくださって、なんとも荘厳な雰囲気に周囲は包まれていました。私たち夫婦はそれを見て、新しい年を幸せに過ごそう。と一年の無事を祈願して手を合わせていました。
しかし、翌年からは渡辺さんの姿はなく、境内も静かで、除夜の鐘だけが明日香の山に反響していました。次の年も、その次の年も・・・・初詣に行き、渡辺さんと「あけましておめでとうございます」の簡単な言葉をかわすことに幸せを感じていた私たちには少し悲しいことでした。
ところが、2年ほど前、突然渡辺さんからお電話をいただきました。
私は毎年、毎回、お参りするたびにお賽銭と名刺を残していたので、それでご連絡くださったのです。
その後、夫婦で渡辺さんに会いに藍染館にお邪魔して神社にまつわるお話を伺ったり、楽しい時間を過ごさせていただきました。
大晦日は藍染館の仕事で神社には行けなくなったとのことでした。
あの神社は道路に面しているにもかかわらず、あまり人が訪れない所です。しかし、あの神社に手を合わせた人から様々な吉報を伺います。不思議な場所です。
弥絵さんのHPを拝見して、渡辺さんと奥さまが12年もお会いされていなかったことに驚きました。
遠く離れた奈良の地でこうして、少しではありますが、神社とご縁のある私たちのことをお伝えしたく、メールさせていただきました。
今日もこれから神社に行こうと思います。
投稿情報: じゅんこ | 2005-10-18 12:32