ほとんどテレビを見ないので、「面白い」とか「面白くない」とかいえた義理じゃないんですが、
リゾナーレでぼーっとテレビ見てたときに、
めっちゃ面白い料理番組を目撃しました〜!
メニューはねぎがいっぱいのった難波揚げ。
(さんまを3枚に下ろして衣をつけて揚げたものにねぎをたっぷりかけたもの)。
素朴なおばちゃんが料理の先生で、欽ちゃんと呼ばれてて、
蝶ネクタイをしめたノリのいいアナウンサーが相手役。
シナリオどおりに進行しようとするアナウンサーくんと、
それを全く解さずゴーイングマイウエイの欽ちゃんのやりとりに爆笑。
100%かみ合ってなくて、
これで番組が成立するんだーと、感心しました。
「はい、卵二個と水を100cc入れて・・・」
(素材の分量がテロップで入る。
先生、ボールに卵と小麦粉と水を入れて、ごりごり混ぜる。
が、妙にぼてっとして堅い)
「あらっ!これじゃ水が足りないわぁ〜、水、足してちょうだいっ。
卵2個ったってね、大きさがみんな違うんだから、
レシピどおりなんかにならないのは当たり前です」(力説)。
・・・告知レシピと実際に齟齬があった場合、フツー、カットするよなあ。
「さんまをおろすときは、こうやるんです」
(ドンドンとまな板の上のさんまを叩ききる先生。ざくざく勢いよくおろす)
「あ、ボクの父はすし職人なんですが、さんまは小骨が多いから難しいっていってましたよ。
主婦の方でも難しいと思っている方、多いんじゃないでしょうかね。先生、コツは?」
「魚をおろせない方はね、
この料理作らなくていいですよ。
塩焼きでお食べになればいいんです」
・・・料理番組だっちゅーの(^-^;
これがいやみな口調じゃなくて、真剣に言ってるところに爆笑。
いいなあ、この先生、おおらかで正直で。
料理されたさんまを釣った漁師さんがゲストで来ていて
最後にみんなでお食事ってことになったんだけど、
「さんまは普段どのようにお食べですか?」というアナウンサーの質問に
「そうですねー、さんまご飯ですねえ。さんまを炊き込むんですよ」と答え、
それを聞いた料理の先生が、
「そこにねぎをいっぱい入れると、おいしいですよね」と、にっこり。
すると漁師さんは
「ねぎは好き嫌いがありますからね」
と、ムスッと一言。
今日の料理は、さんまとねぎが主役なのにぃ〜。
完璧なシナリオ、段取り、編集があるテレビも面白いけど、
ローカル局の超素朴な番組には、独特の見所があります。
東京では見られないローカル局の番組ネタとか、
どっかでわかると面白いなあ。
話代わりますけど、ローカル局の番組って、
各地方の出来事を伝えるだけじゃなくて、各地方の文化を創る役目もあると思うのよね。
「ああ、これは違うなー、全然違ってすごいなあ」って思ったのは、沖縄と関西くらいかなあ。
各県で、強烈な局ができると面白いでしょうね。
47都道府県別チャンネルってのはつまらなそうだから、
我こそは!と思う地域で団結してやれば、
やってるうちに、独立国家できるかも。
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