ナスターシャ・キンスキー主演の
「恋の病」という映画を観ました〜。
物語はこれ以上ないってくらいベタな恋愛モノで、
まさに昼メロ長編版ってとこなんだけど、
昼メロも名優ぞろいで演じると
すごい映画になる
その証拠としてもっと評価されるべきだと思いましたわ〜。
ストーリーはごく単純。
老医師ラウルの愛人ジュリエットは、
ラウルの部下である若くて野心家の医師クレイマンと恋に落ちる。
クレイマンは地位も婚約者も捨て、ジュリエットと駆け落ち。
田舎で開業し、幸せな日々を送る2人。
しかし、設備も整わず研究もできない田舎で、
根っからの医師クレイマンは、次第に生彩を欠いていく。
クレイマンは大学病院にいた方がいいと思ったジュリエットは、
別れる決意をし、ラウルの元に戻る。
そのときにすでにジュリエットは不治の病に侵されていて・・・。
ね、わかりやすいでしょ?
このごくありきたりのラブストーリーが、
ナスターシャ・キンスキー(「テス」「パリ・テキサス」)
ジャン=ユーグ・アングラード(「ベティ・ブルー」「インド夜想曲」「ニキータ」)
ミシェル・ピコリ(「昼顔」「五月のミル」「汚れた血」)
の3人が演じると、目が離せなくなるんですっ!
微笑み、とまどい、いらだちといったような、
ちょっとした動きの表情に至極深みがあって豊かで、
ぐっとくるんですよぉ〜。
キスシーンも信じられないくらい素敵だしなあ。
こりゃ、やっぱりフランスの俳優じゃなきゃできないわっと感服。
そして、なんといっても、ナスターシャ・キンスキーの美しさが炸裂!
この映画が最もナスターシャ・キンスキーの魅力を描いてるのでは? ってくらい。
ジャン・ユーグ・アングラードといるときはアニス・bの服をキュートに着こなし、
ミッシェル・ピコリといるときはシャネルを着こなし、
清楚な少女と魔性の女の間を行ったり来たりしてて、
いろんなお姿を拝めてよかったっす。
死に近づくにつれ、清楚さと魔性さが消え、
神々しいほどの透明感が出るあたり、すごいなあ〜と。
ところで、ナスターシャ・キンスキーのお父さんといえば、
異能の俳優 クラウス・キンスキー。弥絵はこの人、大好き♪
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