「どうぶつしんぶん」
岸田衿子・松竹いね子・谷川俊太郎ぶん/堀内誠一え/福音館書店
この豪華な顔ぶれときたら、
超・超・超ものすごいっ!
子ども向けの絵本なんだけど、
表紙をめくると袋がついていて、
その中に新聞が4枚入ってます。
火事や事件などのニュース記事、冠婚葬祭ニュース、
健康相談、お料理コーナー、 スポーツ、芸術、
詩や俳句のコーナー、広告欄などなど、
大量のまぶしい宝石が散りばめられたような内容と、
何度眺めてみても、新しい発見があるイラストとレイアウト。
このレイアウトを見ていると、本当に紙モノって面白いなあ、
わくわくするなあって、しみじみ。
他の媒体では絶対にできない、
すごい世界がここに!
めちゃんこ面白いよぉ〜!!
「雑誌の源泉は新聞にあって、
新聞のコーナーが独立して雑誌になっていったんだ。
雑誌にならなかったコーナーは、唯一、訃報コーナーだけだ 」
と、大学時代の恩師・萩原朔美センセが言ってたけど、ほんとそのとおり。
なんでもあるわ。 楽しいわっ!
ところで、「これだわっ!これなのよっ!」と思ったのが、
へんしゅうちょう たにかわくまた の「はっかんのじ」の中の一文。
「このしんぶんがめざすところは、つぎのとおりである。
(1)ほんとのことは、ほんとのままに、みんなにしらせる。
(2)うそのことは、うそらしく、みんなにしらせる。
(3)ほんとでもうそでもないことは、おもしろおかしく、みんなにしらせる。」
なるほどぉ〜!!
弥絵、年末に父のところに行ったとき、
「弥絵ちゃんち」を読んでいた父から、
「おまえの書く文章は、そのまんまだ」といわれたわけ。
(親だから言えるこの言葉(^_^;))
「やらせをやれとか、うそをつけというわけではなく、
本当でも、うそでもないことの方が
世の中には多いんだよ。
そこをどう書いて作っていくかなんだ」
と、いわれたんだけど、実は具体的にどういうこと
なのか、さっぱりわからず(^_^;)
すまんすっ!父っ!
言われたことが、ひっかかって、
ずっと気になってたんだけど、
「どうぶつしんぶん」を読んで、やっとわかった!!
ああ、僕もがんばらねば・・・。
耳が痛い言葉が並んでいます。。。
投稿情報: kagege | 2004-02-09 15:11
なにをおっしゃいますやら(*^-^*)
kagegeさんとこは、いつも斬新で、新鮮で、
とっても面白いネタぞろいじゃありませんかっ。
やっぱ、ニュースソースや持っている教養が違うなーって
いつも感心してます(^o^)/
投稿情報: 弥絵 | 2004-02-10 00:32
教養って・・・。
僕には、弥絵姉さん(姉さんと呼ばせて下さい)に遠く及ばない感が・・・。
とにかく、日々精進ですね。
投稿情報: kagege | 2004-02-10 09:24