システムの欠陥を発見する“善玉ハッカー”を、
事実上規定する指針(ガイドライン)を
経済産業省が6月までに策定するって話。
アメリカでは「ハッカー」はプログラムの穴を発見してくれる
コンピュータに精通した人に対する呼び名で、
「クラッカー」が悪質な攻撃をしかける人っていう定義になってるんだけど、
日本の場合、「善玉ハッカー」と「悪玉ハッカー」
と呼ぶようになるのかなあ。
ちょっとダサいネーミング(^_^;)
そもそも、「善玉ハッカー」を認めようって動きの発端は、
1ヶ月くらい前に かなり話題になっていた
京大研究員の逮捕。
(河合隼雄さんの甥ってところが、ウケました(^-^))。
「ほら、あなたたちのサイトにはこんなに穴があって、
あなたたちの個人情報も簡単に手に入りますよ」と
コンピュータソフトウェア著作権協会の
サイトに侵入して、ゲットした個人情報を、
コンピュータソフトウェア著作権協会の会議で公開したら、
逮捕されちゃったって事件。
穴の開いてるサイトを作ることの方が悪いって思うし、
自分たちの脆弱な対応を棚にあげて訴えちゃうってのも
「自分たちバカでーす」って公開してるようでかっこ悪いけど、
個人情報が2ちゃんねるとかに
流出しちゃったのもマズかったわね〜。
ってなわけで、両成敗ってことで。
技術ってのは諸刃の剣のようなもので、
ウイルス駆除ソフトをウイルス発生から
数時間で作り上げるプログラマーと、
ウイルスを作る犯罪者の技術力ってのは、
同じよーなもん。
ようは倫理観の問題で、
「ハッカーはだめ」と、ハッキングできる技術をつぶすのは、
逆に危ないよーに思います。
技術力と倫理観のある
ハッカーの教育ってのは必須でしょう(^-^)
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