世界一、長い小説のタイトルは、
ごぞんじ「ロビンソン・クルーソ」の原題である
The Life and strange surprising Adventures of Robinson Crusoe, of York,
mariner, who Lived Eight and twenty years all alone in an uninhabited
Isiand on the Coast of America, near the mouth of the great River Oroonque,
having been cast on shore by shipwreck, where-in all the men perished
but himself. With an Account how he was at last strangely delivered by
Pirates, Written by Himself.
です。
なんでこんなに長いタイトルにしたのかは不明。
弥絵が担当編集者だったら、「先生、お願いですから、タイトルを短くしましょう!」と哀願しているハズ。
背表紙に入りきりません(^_^;)
本屋で本を買うのが一般化して、平積みで目立つことが必須になっている時代ですから、
短く・太く・大きくタイトルが入っている方が、売れ線狙いとしてはいいんです。
うちの本棚にあった本で、一番長い本のタイトルは
「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」谷川俊太郎・青土社
しみじみいいタイトルです(^O^) 収められている詩もすげーいいっ♪ お気に入りの一冊です♪
表題ではないけど、小説のタイトルといえば、村上春樹が長い。
「ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界」(パン屋再襲撃)
「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」
(カンガルー日和)
「サウスベイ・ストラット − ドゥービー・ブラザーズ「サウスベイ・ストラット」のためのBGM」」
(カンガルー日和)
「飛行機 ―あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか」(TVピープル)
歌のタイトルで長いのが面白くてずっと覚えているのが
ペンギンカフェオーケストラの
「きみの彼女が出て行く音がするけど、たいしたことじゃないよ」
人の名前で有名なのが
「寿限無寿限無、五劫のすり切れ、海砂利水魚の水行末、雲行末、風来末、食う寝る所に住む所、やぶら小路ぶら小路、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助」
でありますが、
いまどき、どんな名称も「短く記憶されやすく」になっているから、
逆に「長くて面白がって覚えてしまう
・・・ってのもありかもしんない・・・と思った今日でした。
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