わからないことに出くわして、わからないままだと
ものすごく消化不良で、気持ちが悪いもんす。
これが、分数計算するとか、損益分岐点を計算する ってなら、
「別にぃ〜」って、すっかり忘れてしまうんだけど、
言葉の語源ともなれば、気になるのでありました。
「落雀の候」
飛んでいる雀も空から落ちるくらいの酷暑のことだそうな。
ほかに、「烙雀の候」ってのもあるらしい。
広辞苑にも出てなかったので、捜索断念。
たぶん漢文で使われていたと思われるのだけど・・・。
どなたか原典をご存知の方がいらっしゃったら、教えてくださいo(_ _)o
と、書いたところで思い出したのが、
古本屋で見つけた昭和16年刊。3円50銭(高い?!)
「候文と口語例〜現代女子手紙文」。
付録「皇軍慰問文」。
ちなみに、この付録、読んでるとクラクラするくらい、ものすごく熱い文章の連続。
この当時からフィット感が重んじられたのか、
ご丁寧なことに、戦地ごとの文例集になってて、びっくり。
・・・興味深いからそのうち書き起こそう・・・著作権は・・・切れてるわ。
で、話戻して、夏の時候の挨拶文例・・・
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初夏の候。向暑の砌。新緑の候。若葉の景色、目も覚むる心いたしき候。みずみずしき青葉を渡る風ののどけき候。木々の緑漸く深う相成候。梢はいつしか青葉にかわり暑からずはた寒からぬ頃。梅雨の頃。霧雨鬱々しき折から。降り続く五月雨の空いぶせく候。蛍さえ飛び交うこのごろの夜を。
極暑の砌。凌ぎがたき暑さを。一村雨の降れかしとのみ念ぜられ候。秋とは名のみにて。 野山の景色に空きの色みえそえ。袖吹く風の肌心地よき時節と相成候。
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上記、夏の初頃、中頃あわせた文例です。
日本には四季があるとかゆーけど、
文例集は「春<初・中・末>、夏<初・中>、秋<初・中・末>、冬<初・中・末>の
11区切りになっていて(なぜ、12じゃなくて11に区切られているのかは不明(^_^;))
正しくは、着物の柄や和装小物を旧暦の月ごとに換えていくように、
12に区切って使い分けないといけなかったんだろうなあ〜と。
四季じゃなくて12季だ(^_^;)。
昨今、「ちわ!」とか「ども!」でメールの挨拶文が終わって、
教養を問われないので、楽っす。
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