去年1年間、ストリーミングコンテンツ(日本語に直すと、インターネットで見られる映像作品)のディレクションの仕事をやってました。弥絵は、「めざせ!どんな媒体でも編集できる編集者」が目標で、今まで、紙媒体・CD-ROM・WEB・フィギュア・各種グッズを制覇。で、後は映像を残すのみ!と思っていたところ、運良く担当が回ってきたワケっす。これは本当によい体験でした♪ いい映像作品に何が欠かせないのか?とか、お金をいただくレベルに達するには何が必要なのか?とか、すごく勉強になったんす。映像の肝は撮影前の段取りが9割。極上の出演者&カメラさん&音声さん、いいシナリオ、いい撮影場、最適機材が揃って、綿密に下見と打ち合わせをしていれば、あとは、せいのドンッ!で、いけるんす。
で、なにぶん予算がなかったんで、コストダウンも試行錯誤しました。が、人手と機材などが他の媒体を作るときよりもたくさん必要なもんで、映像は他の媒体を作るときよりもお金がかかるんです(一番高かったのは、ストリーミングサーバ代だったけど)。ケチったらいいものなんてできません。BUT!そんな弥絵がひょえ~!と思うプロジェクトが出現しました。
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「NeoM<ネオン>」。
ムービーを作るのに、何千万円もするマシンも、何十万円もするソフトも、もう必要ありません。あなたのアイディアとセンスを、何百万人ものインターネット上の視聴者と、映像関係会社のプロに見せてください。現在活躍中のクリエータに、レコメンドしてもらうチャンスもあります。みんなのパワーを合わせて、☆ネオン☆なムーブメントを起こしましょう。
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参加企業は、エイベックス、シネフィル、ネイキッド。これがひょえ~の驚きなんす!第一線で映像作品扱ってる会社ばかりじゃない。ぶっちゃけ、ここに破格で作ってくださいなんてお願いしても、絶対にできない。「うちの力量をそのレベルとお考えですか?」ってな感じで鼻であしらわれて終わりそー(^_^;) 全部CGやアニメにするなら別だけど、出演者アリの撮影するパターンなら、最低でも50万円を用意して、拝み倒したあげくに1作品ができるかどーかってとこですねー。とはいえ、この3社、言いだしっぺなんだから、機会があったら「ムービーを作るのに、何千万円もするマシンも、何十万円もするソフトも、もう必要ない時代ですから、1本5万円でよろしく!」と頼んでみよー♪
余談ですが、手塚眞さんが、かわいそうなことに1万円でこのプロジェクト用の作品を作ってくださいと依頼されたそーで。どうやって作るのかしら?と手塚眞さんのブログを見に行ったら、なにかアイディアがあるらしい・・・手塚さんのプロデュース料にもならないと思うんだけど<1万円。
エイベックスは「スキージャンプペア」でいい調子ですよ。担当の方とお話する機会がありましたが、かなり積極姿勢でしたよ。
ちなみに僕もその方面の流れで、再来月にアップルストア銀座でMacなクリエイターとしてトークショーするという依頼が来てますが。
投稿情報: ケチャップ | 2005-02-16 11:09