GW、いっぱいお休みいただきました! 更新が止まっていて恐縮です!
ところで、奈良の父のところに行ったら、父の友人たちも遊びに来ていて、いろんな方とお知り合いになれました。
●鈴木昭男さん・・・現代音楽家です。最近ではベルリンやパリの街の、その街らしい音がする場所を聞き分け、足跡をつけるというアートをやってらして、ルーブル美術館にも鈴木さんのマークがあるそうです。おちゃめでキュートなおじいちゃんでした。
●和田淳子さん・・・現代舞踏家です。日本よりも海外にいることが多いらしく、巫女のような少女のような年齢を感じさせない、不思議な感じのする素敵な方でした。
●ハンス・ペーター・クーンさん・・・現代美術作家です。この人の作品はヴェネチア・ヴィエンナーレで観たことがあった!
●花山院さん・・・父の友人の占い師の息子さん。民俗学を学んでいるという話は聞いていたけど、なんと!「妖怪研究サイト花山院」を作ってました。水木しげるさんの「世界妖怪会議」に実際に出たことをがある人を生で見たのは初めてでした。
濃い顔ぶれだったのですが、話がまた、面白くて! なぜ、日本のお寺などにある鐘は外から打って音を鳴らし、西洋の鐘は中に芯があってゆらして音を鳴らすのか? ってな話になりました。いろいろ話しているうちに、結論は、西洋の場合は、内から外へ向かって行き、日本の場合は外から内へ向かって行く文化や精神性の違いがあるのでは? てなことになりまして。「一音成仏」という言葉があるそうなんですが、チーンとか、ゴーンとかいう一音の響きをじーーーっと余韻まで聞き取ることは、集中力を保ち続ける修行なんだそうです。自分の内側に向かって、雑念を遠ざけ集中し続けることで、精神性を高めていく・・・日本の鐘の音は、修行なんす。
なるほど!!
確かに鐘の音の余韻を聞き取るためには他のこと考えていられないよなぁ…
面白いっすね!
投稿情報: Luv@ | 2005-05-10 22:05