前の会社にいたときに調査報告会に出ていて、「はあ、なるほどねーー」と思ったのが、学ぶことへのモチベーションのあり方。
好きだから勉強する(知的好奇心追求型)は全体の1割。得か損か考えて自分にとって得だと思ったら勉強する(報酬型)が3割。競争に勝って親や先生にほめられたりクラスメートに尊敬されたい(社会的欲求型)が3割。残りの3割はあんまり勉強しない・・・びっくりしたのは「好きだから」という動機が理由になることが1割しかいないってことでした。「好きなことを見つけよう」とか「好きなことしよう」ってのを不用意に言うのは乱暴なんだな、ってこのときに自覚しました。まあ、学校の勉強は面白いもんじゃないので、それ以外のことではもう少し割合が変わると思うのだけど、それにしても、損得勘定とほめられたいって動機で人は動くのだなあ、としみじみしたわけです。
ネットのウケてるコミュニティを眺めていると、オークションで安く買えて信頼できる人にポイントがつくヤフオクなどは「損得」と「ほめ&尊敬」、質問に対して人が答えてあげるはてな?やOKwebなどは「ほめ&尊敬」・・・お、なんかしっくりくる。とはいえ、ネットは、好きなことを勝手にやってる層が1割より多そうなところがよいかも。
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