前職が郵便をよく利用している会社だったから、郵便知識にはかなりくわしいつもりでした。が、が、宛名がなくても郵便局に依頼すると対象世帯に配布してくれるサービスがあったんですね。初めて知りました。宛名リストがなくても郵送物を配布できたのかー。無論、広報媒体を配布するわけにはいかないだろうから、特別な場合のみ利用できるサービスなんだろうけど、郵便局にいくら支払うことになるんだろう? 民営化されてもこのサービスはあるのかしら?だったら郵便局は儲かるな、なんて考えちゃった。まあ、「郵便」というよりも、「ビラの投げ込み」に近いけど。
で、このサービスを使って、松下がかの温風ヒーターの告知をするため、6000万件にハガキを送付するそうな。これにはびっくり。だって郵便料金だけで30億円かかるのよ。特別な割引が適用されるかもしれないけど、印刷費や紙代を考えても気が遠くなる・・・。人の命はなににも代えがたいものとはいえ、ここまでするなんてすごいなー。でも、このあと、万が一、同じように一昔前の製品で事故がおきた会社は、前例にならうことをするしないは別として、考えることはしないといけない。大企業じゃないと持ちこたえられない金額です。それだけ搾り出せる松下の大きさに感心もしたけれど、中小企業だったら倒産しちゃうよ。怖いなあ。
購入者リストさえあれば、全世帯に告知物を送付する必要もなかったわけで、これからは警告マークがつく商品は直販の時代かもしれない。とはいえ、そうなっても何十年分もの個人情報の管理が必要だからそれはそれでブルー。大変な世の中に本当になっちゃったのね。
仮に購入者リストがあっても、転居情報などを随時更新しない限り、その購入者リストはすぐに役立たないものになる。情報管理は何十年分もの量的な問題よりも質的なことのほうが問題になる。
結果的に、何年も経ってから対処する場合、保有リスト以外のアプローチも必要。限りなく全員に近い購入者に知らしめようと思えば、今回のような対応をとることになると思うよ。
購入者情報更新のためだけでなく、もっと大きな効果を狙ってリレーションシップをとっていくことも考えられるけど。
投稿情報: 飛魚@元Be | 2006-01-13 16:33
この郵便局のサービスは昨年からやってます。
地域によりますが1件18円くらいからだったかと。
基本的に販促用ですね。
ちなみに松下は個人情報保護法の施行時に個人情報は
整理しちゃったんです。
投稿情報: None | 2006-01-13 22:04
Noneさん、飛魚さん、コメントをありがとうございました! こんなに安い、しかも販促に使える郵便局の新しいサービスがあったんですねえ。すごいツールになるなーとびっくりしちゃいました。
リストの件も理解!!
個人情報保護法が施行されるときに過去のものを処分してしまうというのは正しいし、そうするのがベスト。でもって、リストのメンテナンスに一番注力しないといけないというのもごもっとも。リスト管理の大変さを思い出してしまいました。
ありがとうございました!!
(って、飛魚ってどなた??)
投稿情報: 弥絵 | 2006-01-14 02:59