復活早々、アニメネタでーす。この4月、いまだかつてないほどアニメ番組が増えました。2年くらい前から「オタク市場は巨大で儲かる」(←誤解だと思う)が言われ始めたおかげで、投資した人やら予算確保した会社の思惑がイッキに実ったってところかな? この勢い(←誤解)が続くとは思えないけど、とりあえず今は選択肢が増えたことを楽しもうっと♪
量が少ないと売れ線や堅実路線に絞られてしまうんですが、量が多いと「ためしにやってみっか」という変り種も増えて面白くなります。この4月からのアニメで大ヒットだったのは『蛙男劇場(フロッグマン・ショー)』 。初めて見たときの衝撃ときたら! 「これ、公共の電波で流していいの?」「すげー、へた(うま)!ありえねー」「来週はもう打ち切りでは?」・・・と、ハラハラドキドキの連続。あまりにハラハラしたもんで、毎週見ちゃいました。
世界征服をもくろむ「鷹の爪」という秘密結社で働く島根県出身の吉田くんが主人公。高校時代島根で過ごし、吉田という親友がいる私には親近感がある設定だったというのも、見続けた理由のひとつです。
で、島根県、超ばかにされまくり! これは島根で放送できないのでは? と、これまたドキドキ。その他、ヒトラーみたいな総帥(実は人情派)、性根の悪いスーパーマン、出版界では触れてはいけないとされるサザエさんやドラえもんのパロディ、フリークスとか危ない人も続々登場。スレスレすぎて笑えるー。実は人情話だからそこもいい!(CMの提供会社は自社と関連会社のみって感じだったんですが「たしかにねー」でした。)
やや、アブナさばかり言っていると面白さが伝わらなってしまう! なにがすごいって、一人で作ってるってことですよ。一人で作っているフラッシュアニメが公共の電波に! 記念すべき作品です。声優だって作り手の蛙男さんが自分でパソコンの前で吹き込んでるらしいですからね。声の使い分けにびっくり。 「七色インコ!」ってほめちゃいます。超低コストの制作費。しかもいままでの放送の常識をやぶったのびのび感が面白い。
「放送」と「ネット」の垣根を越えた印象的な作品でありました。
そうそう、後日、これを作ってる蛙男商会さんは島根県在住で、島根でこのフラッシュを作ってると知りました。東京や大阪に住んでなくてもアニメできるだなあ。
あ、「鷹の爪団」と、もうひとつ、埴輪が主人公のアニメがあるんですが、次回、そちらもご紹介します。
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