「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」と言ったアラン・ケイというおじさんは、アメリカの計算機科学者。「パソコンの父」といわれてるそうです。大型コンピュータしかなかった時代に、個人が使うようになるだろう、と、「パーソナルコンピュータ」を考えた人がこの人。最近、「100ドルパソコン」という貧しい子どもたちにも一人一台いきわたるような運動を始めて、へーっと思ってたんだけど、今日見かけたインタビュー記事が面白かったです。
インタビューが超長くて多岐に渡るので、ざっくり印象に残ったところだけ、まとめると・・・大事なのは好奇心の素になる「視野」。Googleで検索だけうまくなってもかしこいわけじゃないじゃん、知った気になって満足してちゃ生きていけないよ。知らないことに気がつく力がないとね。でもって知らないことを見つけて、それに自分で名前をつけてごらん、ってな話(知らないものを見つけるのもハードル高いけど、それに名前をつけるって鼻血でそー)。
パソコンやネットによる情報格差が人の幸せを決めるわけじゃない、と思っている私。「100ドルパソコン」運動で貧しい国にパソコンを配るという話を小耳に挟んだとき、「いや、別にやらなくてもいいんじゃない」とも思ったわけ。でも運動をやっている当のアランさんが「コンピュータが学ばないことの言い訳になっている」と発言してることを知り、イメージしてた運動と違うのかも、と思った次第。
このインタビューにあるようなポリシーが教育まで具体化できるなら、おもしろいかも・・・と思った。とはいえ、ヒントはいっぱいあるけど、教える人を見つけ出すのと、具体的なコンテンツに落とし込むのは大変そうだなー。
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