うちの掃除に初めて役立った本! それが「ガラクタ捨てれば自分が見える」(カレン・キングストン)でありました。掃除に自分探しは求めてないので、タイトルにはひいたんだけど、でもって、表紙の絵もどうかな?と思ったのだけど、とにかく内容は役立った!
なにせ、うちには他人から見ればゴミ&私から見ればお宝ってのがいっぱいあります。なもんで、他人(著者)が「ガラクタ」と定義するものはいったいなに?とけげんに思ったのですが、この「ガラクタ」の説明がこの著者はうまかった!納得した!
ガラクタとは
●使わないもの、好きでないもの。
●整理されてない乱雑なもの。
●無理やり押し込まれているもの。
●未完成のものすべて。
の4つだというのです。
なるほど、他人から見てもゴミでも、自分が好きならそれでよいのだ!そこで「いるかも」「もったいないかも」「そのうちプレミアつくかも」「いつか使うかも」ではなく、「好き」という基準でモノを見直しました。すると、どんどんさよならできる! 好きかどうでもいいかでは判断できない仕事関係の資料は、今の時代、データになっててパソコンに収められるってのも悩まずにすむところでした。ありがとう!カレンさん!
この本、実例もいっぱい書かれているのですが、捨てられなくて悩む人たちへの実例相談の回答も納得ものでした。捨てられない写真や手紙、思い出の品などを持っている人たちに対して、モノがなくなったとしても、あなたがその人のことを思う気持ちは変わらない、思い出はなくならない、ということをいろんな角度から丁寧に説得。言われてみればそのとおり!いや、きっとだれかに言われたかったんだろうな、この一言。そんなわけで、私も「好き」でもなんでもない本、CD、写真、事務的手紙をごっそり処分しました。
さて、カレン・キングストンさんは、英国では珍しい「スペースクリアリング」という、残留思念とか負のエネルギーをなくす仕事をしてる人のようです。本の最後には素人でもできる「空間を清める方法」が説明されていて、これは日本の最近流行りの「運気がアップする掃除方法」みたいな本とは一線を画して、けっこう本気な内容でした。こういうお仕事ってあるんですねー。
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