ガンダムに興味のない方はごめんなさい。今日は知らない方にとっては意味不明の言葉が連発します。気になさらず〜。
★集まった人たちについて
3000名さまご招待というGフェスティバル2008=ガンダムのイベントに行ってきました。初期のガンダム以外あんまり見てないし、私のようなものが参加してもよいのかしら? ガンダムファンの中で浮いちゃうんじゃないかしら?とドキドキしてたんですが、ノープロブレムでした!
行くまではガンダム世代の30代後半男性がぎっしり…とイメージしてたんだけど、なんと半分くらい女子。でもって年齢層も高校生くらいから40代くらいまでいろいろ。しかも女子は、声優ファンの方が多かったようで、声優さんが登場する度に黄色い歓声が!(声優さんファンの人は、ガンダムの特別編集映像が流れているときには私語が多かったよーな気が。)
えーっと、ガンダムに限らず一言にアニメオタクと言っても、実はジャンルが細分化されているので、実際に話してみると話が噛み合ないことが多いのです。で、ガンダムの場合は歴史があって作品数が多い分、ストーリーや世界観が好きな人、声優好きな人、キャラ好きな人、メカ好きな人…などなど、いろんなジャンルでファンをつかむから、幅がとてつもなく広いです。で、各々のジャンルのファンに応える凄腕の作り手(声優さんも含む)を集めてくるところもすごいです。なにせ子どもの頃ガンダムを観てこの道に入ったって人も多いだろうから、作り手を集めてくるというよりも、育ててきたってところもあるかも。
★イベントのプログラムについて
最初は声優さんたちのトーク。続いて、現在放送中の「ガンダム00」まるわかり特別編集映像、さらに、ガンダムの歴史を一望できる各シリーズのオープニングを放送年代別に並べた映像と続きました。
そうそう、初代の「機動戦士ガンダム」の企画時点のタイトルは「フリーダム・ファイター」だったそうで、黄色い宇宙戦艦(つまりホワイトベースが黄色いもの)に乗り込んだ少年少女が宇宙で戦う、「十五少年漂流記」みたいな話だったんだって。へーでした。
「ガンダム00」まるわかり特別編集映像はベストショット、ベストシーンのチョイスがうまい!そう、ここなのよ!とかゆいところに手が届くすこぶる上手な編集がされていて、ガンダムを最も好きで夢中になっている人は作っている人たちなんだなあと改めて感心。
放送年代別オープニング特集は、観ててすっごく興味深かったです。シリーズが進むほどにメカはかっこよくなっていくし、戦闘のシーンもすっげーかっこよくなっていきます。キャラクターのイラストはその年代ごとの旬な原作者が描いていて毎回がらがら変わるし。
30年も続くガンダムは、ずっと変わらないからファンがついてきていたのかと思っていたら、シリーズごとに大きく大変革してきたから、いつも新鮮で続いてこれたんですね。核となるポリシーだけは変えずに、あとはファンを裏切るのか?ってくらい変えてくる作り手の腹のくくり方がすごいなあと。
で、なるほど、いつも「前作の方がよかった論争」とか起きているのは、こういうわけだったかと気がつきました。あの論争さえ、活性剤だったんだなあ。
とにかく、30年分も蓄積された豊富なコンテンツと、子どもの頃ガンダムを観て育った力のある作り手さんの力、声優好き・メカ好き・キャラ好き…とどのジャンルからも集客する間口の広さなどがあって盛り上がってるんだなあーと思った次第です。30年続けるってすごいわ。ファンが育って力になってくれるってすごいことだわっ。
★出演陣について
ここから、声優について知らない方にはまったくわからない話になります。ご了承くださいませ。
とにかく豪華でした。いままでアニメやゲームのイベントには何回か行ったことはあったけど、ここまでの人たちをこの人数そろえられたのは、さすが、ガンダム!うわー、声優ファンだったらたまらないだろうなーとしみじみ。
以下、敬称略。★つきは私が好きな声優さん(照)
司会:小野大輔、★諏訪部順一
出演者:宮野真守、★三木眞一郎、吉野裕行、神谷浩史、本名陽子、中村悠一、★浜田賢二、入野自由、斎藤千和、小笠原亜里沙、古谷徹
サプライズゲスト:★小西克幸、浪川大輔、釘宮理恵
一番びっくりしたのは、古谷さん(アムロの声の人)が登場してきたときに、全ての声優さんが、いすからがばっと立ち上がって礼したときかなあ。ああ、そういうものなのだ、と。古谷さん世代の声優さんは、今の声優ブームの誕生のきっかけになった方ですもんねえ。
司会の小野さんと諏訪部さんは、ホテルの白いバスローブを着て登場(朝、ホテルからもらってきたらしい)。諏訪部さんはさらにシャーのマスクをしてて、あの低音直下型のちょっとS入った艶のある声がなかったら(かなり好きな声です)、見た目あぶない人でした。
出演者では女子の歓声が多かったのは、宮野さん、神谷さん、吉野さん、三木さんの順かなあ。宮野さんは去年くらいから新星のように突然主役級で現れた若い声優さん。三木さんはガンダムマイスターの中では年長者なんですが、とにかく演技がうまい!一番好きな声優さんのひとりです♩ アニメ観てても、他の子たちとの演技力の差が歴然と出ていて、「ガンダム00」は三木さんを入れて作品の質ががーっとあがってよかったなあと思っとります。この方、実物もとてもスタイリッシュで所作もすっごくかっこよくてほれぼれ。ご結婚されてパパになってから、健康になったよーな気が。元気はつらつで、みんなを盛り上げてました。浜田さんはずーっとぽーっとされてました。ニヒルな役やアグレッシブな役が多いけど、実物は素朴な方なんだなあ。サプライズなゲストで、小西さんが登場したときはびっくり。うわー、ラッキー!って感じ。会場の女子もわいたわいた。
とにかく、わかる人にはわかる、豪華な声優さんぞろいでございました。
ガンダムのイベントって、監督の話とか、歴代ガンダムのモビールスーツの進化とか、ガンダムの独自の世界観、科学的な検証とか、カルトクイズじゃなくて(以上、私がついていけない項目)、声優さんメインのイベントでした。いまは声優さんで観るアニメを選ぶ時代だし、よろしかと。
やっぱり、バンダイはオタクだけでは商売にならないと思ってきてる感じですね。
ネット上ではコアなガノタが目立ちますが、実際は自分を含むライトなファンが大半なのでしょうね。
それぞれのTVシリーズは、その時の少年少女に合わせたものでしょうからその後の世代に合わなくても不思議はないし。
最近のOOはあえて、人気取りに行かず、
シードとかの流れを修正するような感じで物語を作っていく感じがいいんじゃないかと思ってますがどうなるやら。
あ、ガンダムは登場キャラが多いから声優ファンをカバーしやすいといのもあるか。
バンダイには今後もがんばって欲しいです(^^)
投稿情報: べる | 2008-01-28 23:37
べるさん、どもども!
そうそう、ガンダムファンって、すっごくコアな方がいっぱいいるかと思っていたら、広く浅くなのかもーって気がついたGフェスティバルでした。あたしでも大丈夫だったー♪
ダブルオーは、新しく3人組が出てきたそうで。あら、予想外だったわ、でした。最終回、どーなるんでしょ?
会場で諏訪さんが声優さんたちに「はい、みんな目をつぶってー! この中で、自分は最終回まで生き残れないと思う人、手をあげてー」と質問したところ、ガンダムマイスターの3人は手を挙げてました(汗)。脚本ができてないからほんとのところは、声優さんにもわからないんだろうけど、次回、自分は生き残ってるのか?とドキドキしながら、新しい脚本を手渡されているんですねー。
バンダイと角川は、がんばるでしょうー。あのマルチメディア戦略に、いつもやるなあって感心してます。
投稿情報: 弥絵 | 2008-01-31 02:26