フランスのsupinfocomというところが作った短編映画で「KAMI」(2000年作)というタイトルのものを見つけましたー。折り紙の世界に落ちてきてしまった紙のゴミが、おんなじ紙なんだし、なんとかみんなの仲間になりたいとがんばる短編映画です(なんだか、けなげですね。最後がぐっときます。一番下にリンクしておいたので、エンディングまでぜひご覧ください。6分くらいかな)。
タイトルを「KAMI」としているので、製作者も日本の折り紙を意識したのだろうけど、日本ではこれはできないかもしれない・・・と思ったりもし。フランス人の感性ってどうしてこうもいいんでしょうねえ。日本の折り紙はついつい技を競ってしまうけど、技巧がすごいだろう!とかじゃなくて、この映画だと折り紙を単なる表現手法として使ってるんですよね。その辺の距離感がいい感じの仕上げにしてるのかもしれません。そんなわけで、じょうずだなあ、かわいいなあと眺めつつも、折り紙は日本のものなのに、フランスの人のほうが活き活きと作ってるわ・・・と、ちょっぴり嫉妬したのです。
そこで、折り紙の起源が気になって、ググってみたところ、羽鳥公士郎さんという折り紙アーティストのサイトにくわしい「折り紙の歴史」が紹介されてました。一説によると、別に日本独自というわけではなくて、もともとヨーロッパにもあったものらしい。紙があればいじりたくなるのが人のサガってなもんでしょうか。
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