おはよーございます♪
今日も元気に早起き弥絵でーす。
今日はベネチアビエンナーレに行ってきます。
ほんとは昨日がその予定だったんですけど、
「3月22日通り」とかいう、
日本でいえば銀座の 超おしゃれな通りを歩いて、
懸命に、ゴージャスな紙だの、文房具だの、
カレンダーやら、美しいベネチアグラス、
おもちゃをゲットしていたら、 いつのまにか、
「アカデミア美術館」という、
ベネチア最大の美術館にたどり着いてしまったため、
ベネチアビエンナーレを見送って、
美術館を観たのでした。
・・・なんていいかげんっ。
とはいえ、イタリアだから、
それもまたよしって感じですねえ。
「アカデミア美術館」は撮影禁止で、非常に残念。
(イギリスの大英博物館なんて、いくらでも撮影していいのに)
この美術館はルネサンス前の宗教画から、
近代までのイタリア絵画が豊富です。
近代までの西洋のアートは、
教会と王族と金持ちのために
あるようなもんだから、
その点、金持ちが多かったベネチアは、
芸術の宝庫といえましょう。
ティッツアーノなど、
ルネサンスを生み出す芸術家に
多大な影響を与えた画家の絵がいっぱい。
この時期は、遠近法がまだできてないので、
デッサンが変なんだけど、一貫した法則がない分、
迷宮のような趣で、
「ははー、ダリやエッシャーってのは
この辺りを見て育ったのかもなー」と、はっとしました。
一押しの絵は、ジョルジョーネの「嵐」。
遠方で雷鳴が轟く夜の廃墟の風景を描いていて、
右の片隅に妖しい美貌の女性と赤子。
左の片隅にその母子を眺める守衛の男が描かれてます。
半裸で赤ん坊を抱いて乳をやっている女性の
謎めいた雰囲気と、
挑戦的なまなざしがかっこいいの。
これ、見られただけラッキーでした♪
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