「ひとり暮らし」谷川俊太郎・草思社
久々の、本当に久々の谷川さんのエッセイ集でーす♪
谷川さんの本、何冊になったかな〜と、
ざっと本棚を見たところ、55冊。
谷川さんはたくさん本を出してるから、
それでも5分の1くらいかも。
谷川俊太郎さんは、弥絵が4歳くらいのころから
ダイスキな人で、
高校時代は「押しかけ女房になってやるっ!」と息巻いてたくらい。
とはいえ、20歳過ぎてから、
講演会でサインをいただいて、握手してもらったとき、
この猪突猛進型のあたくしが、
恥ずかしくて
「ずっとファンですぅ」
の一言しかいえなかった
という・・・ああ、なさけない。
谷川さんは、フツーじゃ見えてない、
もしくは、見えていても言葉にしないことを
ごくあたりまえに、すぽーんって言うから、
衝撃的なんです。胸キュンなんですっ!
さて、今回のこのエッセイは、
日常の出来事や思い出を書かれたもの。
「老い」や「生きる」ってテーマが多いかな。
惚けたお母様が息子の谷川さんに宛てた
手紙の話にノックアウトされたり、
「ある日」というくくりで書かれた日々の日記の
素晴らしさに
ひゃーーー!これほどすごい文章を
毎日書けるってすごすぎるぅぅぅ。
弥絵も毎日日記を書いてるけど、
めっちゃ恥ずかしくなって穴に入りたいって思ったわ。
あと、いくつかの詩を書いた想いなどを連ねた話は、
それらの詩をさらに深く受け止められるように
なってよかったっす。
「ふぅー」とため息つきつつ、文章を堪能してたんだけど、
「おっ!」と目が釘付けになっちゃったのが、
「ひとり暮らししている」という言葉。
え?今、ひとり暮らしなの??
そういえば、本のタイトルが「ひとり暮らし」だわっ!
あさましいけど、かなりどきどきしちゃいました(*^-^*)
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