取扱い説明書への疑問、再び!
現在、犬型のかわゆいマウスを製作中の弥絵。
弥絵銘柄の商品なら、きっとここまで奮闘して
完璧な説明書は作らなかったんだけど、
さすがに、会社の顔としてお客さんの手元に届くので、
そーゆーわがままもいってられなくて、
社会的な取扱い説明書のルールを
完全にまっとうしました。
100点だわっ!
今日の疑問は
「総ルビをふる」ということ。
特に「注意」や「警告」の文面には、
ルビ(読みがな)をつけるというのがルールだそうで、
最初は、子ども向けの場合は、漢字を習ってないから
全部ひらがなにするのかな?って思っていたわけ。
そういえば、おまけつきのお菓子や、おもちゃに
ルビつきの説明が入っていることあるしなあ。
とはいえ、製作中のマウスは、
子ども向けに小さめの大きさに作っているとはいえ、
パソコンの付属機器なんだから、
保護者がセットアップすることを想定して、
大人向けの取扱い説明書を作ったわけです。
ところが、大人向けでもルビ(読み仮名)を
つけないといけないルールがあったんです。
それはなぜか?
漢字が読めない人にとって、
漢字の取扱い説明書は
なんの効力も発揮しないから
なのでありました。
それを聞いて、「なるほど」というよりも、
なんか寂しい気持ちになっちゃったのだ。
「信頼しない」を前提にして商売が成り立つのもわかるけど、
「あなたが漢字を読めないかと思って
読み仮名をふっておきました」
といわれたら、弥絵はむかっとするだろうなあ。
読めない漢字があったら辞書引くし。
それに漢字が読めない人にここまで気を使うなら、
なぜ、目の不自由な人や、
母語が違う人に対応しないんだろう?
でもって、世の中、ここまでバカ丁寧になって、
消費者が考えなくてもすむようになってくると、
自分で調べたり考えたり、
いろいろ失敗しつつ経験していくことがなくなって、
どんどんバカになっていくよーな気がして、
それはそれで怖いなあとも思ったのでした。
この手の話は、アメリカの法律、前例や考えたを
ベースにしているのかもしれません。
アメリカなら多国籍国家なので、
いろいろな母語の人がいるから、
英語だけですますわけにはいかない。
アメリカの物品の取扱い説明書には、
英語、イタリア語、中国語、日本語、 アラビア語などなど
いっぱい併記されていると思うの。
それを日本流に置き換えてみたら、
漢字と平仮名の併記になった・・・のかな?
そんなこんなで、ちょこっと前に進むたびに、
いろいろとわからないことや疑問が出てくる
今日このごろでした。
日々、これ勉強!
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