アメリカの最高裁判所が、アダルトサイトの閉鎖を求めた
フロリダ州のタンパ市の提訴を却下すると決定したって話。
このアダルトサイト、いわゆる「のぞき系」。
女の子の日常生活の数々のシーンを
24時間チェックできるってなもの。
で、この市にはセックス産業区域ってのが条例
で決まっていて、
このサイトに登場する女の子たちが、
その地域に住んでないのが違法である
ってのが主張。
で、最高裁の方は、なにせ、
インターネットというサイバースペースで
営業してるんだから、
セックス産業区域っていう条例は効力を発しない
ってなわけで、却下したんだと。
アメリカには「セックス産業区域」
ってのがあるんだーと、
そのことの方が「へえ」って感じ。
商売としてきちんと認められているのね。
日本でいうところの昔の「赤線」とか、
「吉原」ってとこかな?
「セックス産業」ってのは「ないもんだ」とされるよりも、
「あるんだよ」とした方が、法律などが整備され、
セックス産業についてる人の
安全や安心労働が保障されていいと思うんだけど、
日本は建前では、ないことになっているから、
ブラックボックスになってて、
怖いし、あぶなっかしい。
「職業には、同じ職業同士の中での
レベル差はあっても、
職業ごとには貴賎なし」ってのが、
正しいと思うだけどなあ。
と、話を元に戻して、
ネット的なことってこの先、
どんどん浸透していって、
そのうち、家も町もネット化するので、
そのときに有効な法律って、今のものとは違うはず。
当面は、ゆらいだり、混乱したりしてると思うの。
そんな中で、自分がいやな思いをしないで、
つつがなく過ごすためには、
「個人の権利と義務」をどう考えるかってところを
ひとりひとりが、ちゃんと言葉にしたり、
自覚しないといかんのかも。
コメント