「生存」福本伸行&かわぐちかいじ・講談社
月曜日にNHKのドラマで「生存・愛する娘のために」
というサスペンスの第2話をやってたんです
(全4話っす)。
ドラマなんて普段じっくり見ないんだけど、
重厚な映像、ドラマチックなクラシック音楽、
しっかりしとしたシナリオ・・・あたかも、
松本清張のドラマを彷彿させる
できばえに惹きこまれて、
夢中になって見ちゃいました。
北大路欣也主演で、泣けるくらいよかったぁ〜!
で、続きが気になって、気になって、
原作のマンガを買ったのでありました。
あらすじは・・・
余命半年と告知をされ、
末期ガンの死への恐怖から
自殺しようとした男の元に、
電話がかかってくるところから始まります。
それは14年前に失踪した娘の白骨死体が
発見されたという連絡でした。
妻もガンで亡くし、家出と思っていた娘が
殺されていたことを知った彼は、
時効成立までの半年を、犯人探しに費やすことを決意。
娘の日記から14年前の娘の足取りを追いはじめます。
猛烈社員として家庭を省みなかった男が、
娘の事件を契機に、
「家族」のために命を振り絞って、
執念で犯人を探し出す・・・
最高の見所は、主人公と犯人の対話シーンです。
殺人の証拠がないために、自白させるしかないってところで、
犯人の自白を吐き出させるために、
丁々発止のやりとりをするところがすごい。
この人間の欲望と感情と頭脳の駆け引きは、
さすが、原作・福本伸行です。
久しぶりに、「カイジ」や「アカギ」が
読みたくなりました♪
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