「これ、面白いよー」と、
2ちゃんねるの2001年の夏の騒動を
動画化したものを見せてくれました。
サーバがパンクしそうになって、
ついに、閉鎖の日が来て、
次々と掲示板が消滅していく中、
UNIX掲示板のプログラマーたちが立ち上がって、
夜を徹して7時間かけて、プログラムを改訂し、
プログラムできない人たちは、
残された掲示板でエールを送り、
ようやっと、
消滅した掲示板が、次々と復活して
全員大喜びしたって話なんですが、
これをすばらしく端的で、かつ、
ドラマチックに仕上がっているのでした。
(1.8メガもある)
拍手!爆笑!泣けるぅぅぅ!!って感じ。
無償奉仕でプログラムを改変するなって、
さすがUNIXユーザー。
インターネットの初期の
「人類への智の無償提供」という精神が息づいていて、
いいぞぉー\(^-^)/。
大学の頃、「芸術学」という
わけのわからん学問をしてたんだけど、
そんときに、耳にたこができるくらい聞いたのが、
「コンセプト」と、「記録」ということ。
現代美術は、昔の油絵や彫刻などの美術と違って、
時間の経過とともに、腐ったり、崩れたり、
風化するような素材を使っていたり、
(床に敷き詰められた魚が何百匹も腐っていく
会場に行ったときはかんべんしてくれと、正直思った)。
パフォーマンスという
形に残らないアートも多々あったわけです。
パフォーマンスって・・・たとえば、
新宿のホコ天で、グランドピアノを
破壊する卒業制作とか、
有名どころでは赤瀬川源平さんら
「ハイレッドセンター」というグループが
白衣を着て街のゴミひろいをする(70年代)とか、
その場で一緒に体験しないと、
なーにも残らないってものでした。
体験したとしても、記憶は薄れていくので、
アートとしての価値は出ないわけ。
形には残らないけど、
歴史には残さねばって感じ。
そんな中、「記録が大事だ」
「記録はどう考えているんだ」と、
先生からしかられていたわけです。
弥絵なんか、「やっちまえ!」でもって始めて、
やり終わったらあきていて、
ちゃんと見直さないことが多いので、
反省して、しっかと胸に留めねばと、思ったのでありました。
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