商店街の中に屋根だけついてるボロい店があって、
そこではよく、 ピーナッツや瀬戸物、
アイディア雑貨や各種タオルみたいなものを
売っているんです。
ぎょぎょっとしたのは、ある日、
「○○問屋倒産のため、破格!
○○社長は夜逃げした。見つけた人は連絡を。
借金返済しろ! 今すぐ出て来い!」
と、ダンボールの看板が出ていたとき。
不況なんだなー。
でも、どうして倒産した問屋が扱っていたような
縁起の悪そうなものを購入できようか(^_^;
ところで、今日は、珍しく古本が売ってました。
どれも100円〜200円。
新書・文庫が多かったので、ざくざく購入。
「コンピュータの話
〜新しい読み書きそろばん」
有澤誠・岩波ジュニア新書
パソコンを使って仕事をしているものの、
じぇーんじぇんわかってないんですのよ、パソコンの根本。
コンピュータのしくみ・どう使うか・
どう作られるか・何ができて何ができないか
社会でどう使われるべきか・
どう発達していくか・どう勉強すればいいか
ということについて書かれている様子。
1ページ目に「ハードウエア」と「ソフトウエア」の説明があり、
「ハードウエア」は「金物」の意味で、
もともとトンカチや釘をさしていた言葉。
つまり、パソコンの中の機械部品・電子回路部品のこと
って、なるほどねえ〜なのでした。知らんかった。
「マルチメディア」西垣通・岩波新書
これまた、いまさら・・・という内容だけど、
マクルーハンやらメメックスからマッキントッシュへなど、
懐かしいことが時系列で並んでいたので、
一般教養(大学の授業のようだ)としてゲット。
「ペスト大流行」村上陽一郎・岩波新書
なんで、科学思想の村上陽一郎さんが「ペスト」なんだ?と不思議。
なので買ってみました。
「日本の思想」丸山真男・岩波新書
「戦後」という言葉も忘れられかけているんだけど、
戦後どういうことがあったのか?を知らないままに
ポストモダンとか、現代思想を読んでたりしたので、
いやいや、ちょっと読んでみるか・・・と思った次第。
丸山真男さんといえば、まったく知らないに等しく、
昔、共産党の丸山批判ってのがあったなあ・・・くらいなんす(恥)。
「教育とは何かを問いつづけて」大田尭・岩波新書
戦中〜1960年代までの教育と
その背景にある要因を語った本。
もともとは70年代の東大教育学部の講義みたい。
「人を人とする教育」ってフレーズと、学力とはなにか?
評価とはなにか?って目次に惹かれました。
「人間はどこまで動物か」
アドルフ・ポルトマン・岩波新書
人間は動物だと思うんですが
・・・そういう屁理屈はおいといて、
動物(この本の場合サル)と人間がどのくらい違うもんか
科学的に検証したものです(古い本だけど)。
前書き読んで、そうかヨーロッパはキリスト教が
浸透しているから、
この手の話はタブーに近かったんだと、
気がつきました。
「知的生産の技術」梅棹忠夫・岩波新書
ほぼ日推薦の「情報の文明学」の著者。
「情報の文明学」に感動したので、
これも読んでみよ♪
ぱらぱらめくってみるに、
「教育」そのものの話とみた。すばらしいそう♪
「悪魔の話」池内紀・講談社現代新書
池内紀さんといえば、最近では「ファウスト」を
翻訳したドイツ文学者。
ダンテの「神曲」や中世からの伝承を元に、
悪魔を軸にした民俗学を展開してる本みたい。
弥絵、オカルティズム好きなので♪
・・・というわけで、儲けたような気がした、今日の古本市来訪でした。
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