ジーンズやジャージズボンの上に、
レースや小花を散らした柄の
キュートでファンシーな
スカートをはいてる女の子をよく見かけます。
多摩センターでも見かけるので、都内に行ったら
めっちゃいっぱいいるんじゃないかしら。
(あら、多摩センターも「都内」だったわ(^_^;
多摩センターを「神奈川県」だと思ってる方が多いようですが、
東京都です。いちお言っておこうっと。)
若いもんの流行に
眉をひそめるようになったら、
おばさんだぁ〜と知りつつ、
このカッコは「おぼこい」と思いました。
「ダサイ」っていうよりも「おぼこい」ってところがミソ。
田舎くさーい感じがする。
「キモかわいい」のアンバランスを目指してるかもしれないけど、
それには、絶妙なミスマッチとアンバランスさが必要なのであります。
そう、中高生のころ、冬や掃除の時間などに、
制服のスカートの下に、ジャージ着てた自分を思い出すんです。
あの頃は、みんなそういうカッコをしてたので、
「おかしい」とは思わなかったんだけど、
今を思えば、花も恥らう乙女らしい姿をしておけばよかった
制服なんてあの頃にしか着られないんだし・・・
って、しみじみしたりするわけでした。
おぼこいといえば、
電車の中で化粧したり、物を食べたりするのもそうかも。
田舎の電車は、お弁当を食べてお茶やワンカップ大関を飲み、
ぺちゃくちゃしゃべってる人や
化粧してる人が、珍しくないんです。
東京に出てきたとき、びっくりしたのは、
電車の「特急」や「急行」に特別料金なしで乗れることと、
電車の中で、お弁当を広げる人がいないってことでしたねえ。
東京の電車は「旅」じゃなくて「日常」なのね。
ところで、弥絵は毎朝、同じ電車・同じ車両に乗るんだけど、
かならず、一生懸命、お化粧をしてる女の子がいるのだ。
ファンデーションから始まり、マスカラ、口紅、頬紅を、
ゆれる電車の中で一生懸命やっていて、
「ほほぉ、人の顔は変わるもんだなあ」と感心したりもして。
完全に電車に乗っている第三者は無視されて、
電車を降りた後に出会うであろう知人のために
化粧してるわけで、
化粧は公の場に出るためのものじゃなくて、
知り合いに恥ずかしくないように
するためのものになってるのね。
「公」って概念が崩れたなってリアルに感じるし、
逆に、内輪という世界しか認識しないのであれば、
もっと内輪ごとの個性を発揮して、
他の集団から見れば意味不明の姿をした人が増えてもいいと思うだけど、
代わり映えしないのよね。これ、ちょっと残念。
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