Ｔｒａｎｓ（僕とあたしの境界線）

Ｔｒａｎｓ（僕とあたしの境界線）

「服、下着、アクセサリー、
ウイッグ、靴、お化粧・・・
その組み合わせはなんと数十万通り」
というコピーに惹かれ
着せ替え遊びのパソコンゲームを買ったんす。
そう、弥絵は、着せ替えが大好きっ！！
リカちゃんやバービーちゃんなど、
売れ売れのものにはさほど食指が動かないんだけど、
はさみで切って使う昭和の香りのする紙の着せ替えから、
最近ではプリモプエルちゃんまで、
気がつくと、けっこう集めていたりして。

実はこのゲーム、ただの着せ替えゲームじゃなくて、
「業界初の新感覚女装シミュレーションゲーム」と称される
きゃしゃな男の子が主人公で、
女装にはまっていくというゲーム。
ま、着せ替えする分には、
ボディに胸がなかろーが関係ないやと思って
買ってみたんだけど、ただの着せ替えゲームではなかった(^-^;)

高ぴーな彼女にこっぴどく振られた男の子が、
部屋に置き去りにされた彼女の服に触れているうちに、
自分も身に着けてみたくなり、次第に女装にはまり、
次第に身も心も女の子になっていくロールプレイゲーム。
だんだん女の子になっていく過程が
とっても丁寧に作られていて、
こりゃすげーやっと感心してやっておりました。

服や化粧品の選び方＆受け答えの仕方で
ストーリーが変化し、たとえば・・・
（１）街でスカウトされて芸能人になって大活躍。
（２）やおい系の女の子に「きれいな男の子が好き」と惚れられて、カップルになる。
（３）ハンサムな大金持ちの御曹司に惚れられて、カップルになる。
（４）綺麗を極めるうちにお水の道に入り女王になるが、監禁されてピンチ！無事脱走する。
（５）男らしくたくましく生きようと決意し、筋トレにはげむ。
・・・などなど、３０パターン近いエンディングがあるみたいで、
どえらいこっちゃなんです。

弥絵、このゲームに最初にトライしたときは、
ごくごく素直に気持ちの思うがまま、
ゲームを進めまして、
「いい化粧品を使いたいわ」
「ゴージャスな服が着たいわ」
「もっと胸をふっくらさせたいわ」ってなもんで、
もっとお金をかけて魅力的にならねばっ！と、
バーで稼ぎだして、クラブに引き抜かれ、
がんがん服を買って、
ホルモン剤とかドキドキしつつも飲んでいたら、
最後には監禁されて売り飛ばされそうになってしまいました。
いやはや。

そうかー、弥絵は、現実でもっとかわいく華奢で、
蝶よ花よってスタイルで生まれていたら、
無防備であぶなかっしいまま、お水の道に入って
やばいことになってたんだろうなーとしみじみ。
思うに、弥絵みたいな無防備なバカはお水ではやっていけません。
あの商売は、すごくかしこく＆気配りがきかないとできないから、
弥絵は選択しないのが身のためだと、再認識しました。

やえちゃんち

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2002-11-12

Ｔｒａｎｓ（僕とあたしの境界線）

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