「真・女神転生3」は、数年前に 同僚が
「すごく面白いっす。悪魔を合体させて
自分で悪魔を作れるんですよ」と
紹介してくれたんだけど、
ラグクラフトの「クトゥルー神話」
に出てくるような悪魔が
いっぱい出てくるのかな?と思って、
やらなかったのでありました。
ちなみに、ラグクラフトは前々世紀のアメリカのホラー作家。
ネイティブアメリカンや南米の人々が古代にあがめた、
キリスト教以前の異形の神が出てくるのだけど、
その異形のモノには知性が感じられなくて、
ひたすら凶暴で、気持ち悪く、暗く描いていたから、
「ばかにすんなっ!」と思って、好きじゃないのでありました。
(ギガ−の絵を思い浮かべてもらえばよいかも)
弥絵はかなりのホラー好きで、
小川未明、小泉八雲、芥川龍之介(「黒衣聖母」オススメ)、
エドガー・アラン・ポー、
ウイリアム・ウイマーク・ジェーコブズ(「猿の手」を書いた人)などの
古典的なものから始め、最近のものまで、
かなりの割合で読んでるんだけど、
ラグクラフト系は生理的にだめなのであります。
ま、そんなわけで、「真・女神転生」も手を出さずにいたのですが、
去年の秋、東京ゲームショウで
めっちゃかっこいいキャラを見て、惚れ込みました。
で、実際にやりはじめてみると、
「悪魔」って言っていたのは、
いわゆる「悪魔」ばかりではなく、
古今東西の神話、伝承、宗教などに
出てくる神々や妖精などもいて、相当、本格的。
あ!これはすごい!と最初に思ったのは、
古代ケルトのドルイド教のアイテム
「ウィッカーマン」を発見したとき。
「ウィッカーマン」ってのは巨大な人の形をした柳の木でできた入れ物のこと。
その中に生け贄の人を入れて火をつけ、
巨人を囲んで、みんなで輪になって
ほがらかにダンスを踊るって儀式なんだけど、
こんなマイナーなネタをよく知ってたなあ、と感心。
よっぽど好きじゃないと、こんなキャラクターを作ろうなんて思わないよね。
(弥絵は同名の映画で知ったのでした(エロチックかつ幻想的で残酷でよいです。オススメっす))
古今東西の神様や悪魔を、これだけいっぱい出すってのは節操がないなーとも思うし
よく、宗教団体からクレームこないな、とも思うけど、
出てくる<悪魔>たちの名前を眺めるだけで、楽しいです(*^_^*)
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